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続・オリジナルのリフレッシュ

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 昨日の続編。
 
 こちらは初期型のZ1です。
 
前回のZ1Bと同じく目に見えない電装系は以前シッカリと手を入れさせて頂いています。今回は、なんと走行中にスパークプラグがロケット発射のごとく突然飛んでしまい(ヘッド側ネジ山の傷みによる)、走行不能になった事をキッカケに、他にも経年劣化による不具合が見つかり腰上のOHというオーダーを頂きました。所々剥げたエンジンペイントが年式を物語ります。
 
イメージ 1
 
エンジンを丸ごと下ろして専用スタンドでの作業に慣れてしまうと、フレームにエンジンが搭載されたままの作業というのは正直やり難さを感じますね。当たり前ですがエンジンの前後に真っ直ぐ向っての作業が不可能で、左右からの作業となるので当然と言えば当然です。腰上作業だけでもいっそ降ろしてしまおうか?と毎回悩みます(笑)。
 
イメージ 2
 
エンジン塗装は施さず洗浄のみ。全体の自然なヤレ感を敢えて残し、機能的な部分はシッカリとブラッシュUPというメニューです。カムチェーントンネル部にセンターガスケット用の溝の無い一枚物ヘッドGK仕様は初期型の特徴。オイルリーク対策と思われるセンターガスケット(異形Oリングシール)+二枚物ヘッドGK仕様となった後期型(Z1A~)ですが、一枚物となる初期型でもSTD排気量で正しく組まれたエンジンではそれ程問題となるオイルリークは発生しないと思います。ただし、後期型にも増して面の精度や状態(傷等)はシビアにチェックして欲しい所です。
 
イメージ 3
 
             ピストンリング、合い口隙間のチェック。 
 
イメージ 4
 
          今回使用するのは純正0.5mmOSピストンです。
 
イメージ 5
 
Gタンクの塗装は当時からのオリジナル。個人的にはこのヤレ具合がとても渋いと思うんです。上手く使い込んだレザー製品の様な?
 
イメージ 6
 
こちらはテールカウル。同じく当時
からのオリジナル塗装。鉄製のタンクと比較して色飛びしやすい樹脂製のテールカウルとサイドカバー。特にテールはサイドカバーよりも上面で直接紫外線の影響を受けやすいのだと思います。ただ、この車両においては全体的に上手いことヤレ具合が進行した感があり、中身はシッカリとブラッシュUPされているのに、見た目は当時のままというこのギャップが、良い意味で見て乗って楽しいZになっているのではないかと思ったり。
 
月末までには完成の予定で作業進行中。
 
オーナーさん楽しみにお待ちください。

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