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Channel: PAMS不定期Blog
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お目覚め

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 数年間の休眠からお目覚めの為に入庫したZ1。
 
もう組んでから10年以上経過していますが、組んだ我々も思ったよりパワーが出てしまったというヤンチャなエンジンを搭載しています(笑)
 
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念のためヘッドを中心に腰上への挿油を終えて始動を試みますが、数年のブランクが嘘の様に一発始動で静々とアイドリングを打ち始めました。
 
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車体にカバーは掛けてあったものの、半屋外保管だったため、少々サビが出たりアルミ部分は粉を吹いたりしていますが、エンジンは絶好調です。この後復活に向けタイヤ、ブレーキ、サスと手を入れてゆきます。
 
再び1135+ツインPの快音を轟かせTO THE ROAD が楽しみな一台です。

陸送納車

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本日納車になったMK2です!
ん?少し前もこのくだりで始まる納車のMK2が・・・

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今日は朝から雨がぱらつく日でしたが、遠方の方のMK2が無事陸送業者さんの手で出発です!

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大変お待たせ致しました。
オーナー様には、これまでに色々苦労が御座いましたが、その苦労が報われるバイクになったと思います。
とても静かに力のあるエンジンに変身して里帰り!

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引き渡しのサインをした後に、嬉しい気持ちの反面、寂しくも・・・

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では、ならしの終る頃に・・・

ハモる🎶

カムカバー

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カムカバーにもフィン!

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バフ研磨

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ここまでくると、アートだ!

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ステンレスやチタンのかじり付きに注意

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整備入庫車両のエキゾースト固定に使用されていたナット。
高温に晒された為に若干焼け色がついてはいるもののステンレス故に”表面は”錆びついてはいませんが、しっかりとかじり付いて緩めようとしても動きません。
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何とかなだめすかしながら無事に取り外す事が出来ましたが、作業中スタッドボルトが折れたらと結構気を使いました。
何せ8mmのスタッドボルトは6mmのものよい1ランク以上硬い素材の為、それでも折れたらエンジンを搭載したままハンドドリルで揉み取るのは結構苦労します。
(曲げて折るのに結構力が必要な硬いボルトでも、動かないものを捩じればいとも簡単に切れます)
 
ステンレスやチタンのボルトやナットは見た目にこそ錆びにくくはあるものの、熱伝導性の悪さと分子的な滑りも悪い為、特に膨張収縮を繰り返す部分に使った場合は鉄に比べると非常にかじり付き易い特性があります。
 
赤く錆びるスチールのナットやボルトを嫌って美観重視もしくは軽量化の為にこれらの素材を使う場合は、ネジ部分にスレッドグリスを塗布して組み込む等の対策が必要なのですが、以外にも守られている場合が少ない様です。
 
機能と軽量化を極めた本格的なレーシングマシンの場合、チタンのボルトやナットのネジ部に予め表面処理を施したものを使ったりします。 又、車両組み立て時には一本一本にスレッドグリスを塗布して組み立てるのが基本で、これがステンやチタン同士だったりしたらなおさらです。
どの位特性が違うか知りたい場合は、完全に脱脂洗浄したボルトやナットを締め比べればすぐにわかります。
鉄の場合は馴染んだ感覚で締まりますが、一般的な市販ステンレスやチタンの場合は滑りが悪くてギチギチと非常に嫌な感触がします。
ボルトが転造品の場合は多少ましですが、それでも基本的な特性が変わる事はありません。
 
勝つ為の軽量化というメリットを手に入れる為に手間と言う代償を払っているわけですが、手間を省いたりもしくは忘れるとネジの固着というデメリットやリスクの方が大きくなります。
万が一にもステンレスやチタンのボルトが折れ込んだりすれば、刃物の食いが強烈に悪い素材特性ゆえハンドドリルで綺麗に揉み取るのは上記の鉄ボルトとは比較にならない程困難です。この為ヘッドを外して加工機で削り取らざるをえない場合があります。
 
メリットもリスクも知った上で使うのはもちろんOKですが、リスクやケアの方法を知らずに使うのはおすすめしません。

スチール・ショート

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いつもの話で恐縮ですが、止まっている様で亀の様なスピードでパーツ開発は進んでいるのですが、マフラーもそんな一品。理想のマフラーを!と思えば思うほどなかなか完成に漕ぎ着けません(汗)。
 
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こちらはスチール管です。先行試作&装着テストを繰り返したチタンはかなりデータが集まり、今はスチール管(1ピース)のテストを繰り返しています。フランジも様々な形で、脱着時フレームに傷をつけにくい様に、そしてマフラー自体の精度を上げて、頭の痛い6mmスタッドの折れ込みが極力起きない様に。またFタイヤとの絶妙なクリアランスと、Rの美しさは譲れないところです。エキパイの曲げにも拘りが一杯です。
 
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ショート管らしさを演出しながらも、集合部の作り込みに拘っています。次回内部(集合部)をお見せします。ちなみに少々下のトルクを犠牲にしてもやはり4in1の音質は譲れない・・・という事になり4-2-1は不採用。オイルパン、ドレンとの距離を極力無くして最低地上高を確保。
 
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画像では解りにくいのですが、マフラーエンド部分も極力車体に沿う形でエンド部分に向います。同じくMKⅡ、その後Z1R用も企画中です。また近日中にご紹介できると思います。いい音してますよ!
 
 

ブレーキパッド


立秋

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暦上では、8月7日が立秋ですが・・・
体感上では、やっと!と言ったところでしょうか?
画像も、どことなく涼しげな

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完成近し!

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         乗って楽しいのが空冷Zですが、見て眺めて美しいのもZ。
 
      そしてまた、製作途中の愛車の育ち具合を見てゆくのも楽しいものです。
 
 
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塗りあがってきた外装はオーナーのリクエストだったカスタムカラー。それでも極力Zらしさを失わない様に・・・という配慮がありました。気に入って頂けた様です。とりあえず、イメージでフレームに外装を仮付けして楽しんだり(笑)。
 
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愛車撮影会の始まりです(笑)。撮った画像は仕事の合間に見て楽しんでいる様です。写真を撮りながら終始ニコニコ・・・というよりニヤけてます。でも解ります、その気持ち!
 
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     眺めているだけでは我慢出来ず、そっと愛車に寄り添ってみる・・・
 
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             そしたらやっぱり跨ってみるでしょう!(笑)
 
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思う存分、愛車の写真を撮っちゃってください。次回御来店の時にはリフト上ではなくリアルに乗れる様セットしておきます。画像を眺めながら仕事のパワーになれば幸いです。
 
やっと自分色に染まってきた愛車Z1、もうROOKIESとは言わせませんよね(笑)。
 

ハンドル

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どれにしようか?

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T'sハンドル T-2

オイル交換

オートバイ用バッテリーに要求される性能

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写真はリチウムフェライトを採用するSHORAIバッテリー。
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従来の電解液と鉛タイプに比較して、飛躍的に軽量小型になるという事で、当社でも人気です。
実際のとこキャッチボール出来そうな位小さくて軽くてびっくりします。
 
さて、オートバイに搭載されるバッテリーに必要な性能ですが、最も重要視されるのは容量ではありません。
車と違って停車中にオーディオ等で電力を消費する事はありませんから、必要以上な容量は不要です。
 
最も必要なのは始動時にセルモーターを適正な回転で回せるだけの電力を一気に放電出来るかどうかです。
当然この際に電圧が極端に下がるとイグニッションのスパークも弱くなってしまいますので、放電中にも電圧を保てる事も必要とされます。
 
従来の鉛タイプ(密閉型のメンテナンスフリータイプを含む)バッテリーの場合、これらの性能を保とうとすればそれなりに大型のものにせざるを得ませんでした。
それに対してドライタイプのリチウム系バッテリーの場合は小型でも一気に大量の電流を放出しながらも電圧を保つ事が出来ます。
この為実際に貯め込んでいる容量こそ鉛タイプに比べて低くても使用出来るわけです。
 
これらの性能数値を具体的的に表せるのがCCAと言いますが、Zを含むCBやカタナ、Ninja系まで広く使われていたYB14L-A2 と言うサイズの開放型バッテリーの場合で大体190
SHORAIバッテリーで、Z用によく使うLFX14L2-BS12が210となっています
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実際、オシロスコープで始動する際のバッテリー電圧変化を見ていると、CCAの大きいリチウムバッテリーの方が電圧の落ち込みも少ないのにセルが勢いよく廻りますから始動性もいいです。
 
もちろんリチウムバッテリー化で小さくした場合、上記の通り容量そのものは大きくない為、ビッグスクーター等でエンジンもかけずにオーディオをガンガン使って電力を消費するとバッテリーは早く空になります。
 
この様な使われ方をされたり、パソコンやスマートフォンのバッテリーなら容量はもちろん重要ですが、エンジン始動後はジェネレーターから電力が供給されるオートバイの場合、エンジンさえかかっていればバッテリーの役目はジェネレーターから発生する電力の安定化が主な機能です。
 
例えば、セルモーターを使わないバイクに搭載するのであれば更に薄く小型化する事も可能ですから、スカチューンにするにもバッテリーレスにまでする必要は無いですね。
 
 
さて、こっちは、当社でJ系に使う事の多いLFX18L1-BS12
Pb Eq  と表記されている数値は、“鉛バッテリー換算で、この数値のものと同じレベルの始動性能があります”
と言う意味だと聞いています。
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ステーターコイル

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MK2用ステーターコイル在庫あり?

只今、ナラシ中

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先日、納車させて頂いたKZ1000のS様よりお写真を送って頂きました。
ナラシの方も着々と進んでる様で、残すところあと数百Km
もう少しですね!
 
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お便り有り難う御座いました。

ライト

末期のプラグホール

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 はるばる沖縄から作業のご依頼でお預かりしたシリンダーヘッド。
 
 最初は傷んだ2番のプラグホール修復というご依頼内容でした。
 
 (元の画像を撮り忘れました・・・)
 
 いつもの様にヘリサートを施して・・・と思っていたら、最後の2山程のネジ山を除き
 
 ほぼプラグがスルっと抜き差し出来る様な状態にPホール内径が広がっています。
 
 これでは流石に通常のヘリサート加工が使えず、次なる対処を考えます。
 
 タイムサート、エンザートという手がありますがあまりにも広がったPホールには
 
 厳しそうだと判断。
 
 結局更に大きめに穴を掘り、削り出したアルミ製のスリーブを圧入して更に溶接
 
 して整形という対処方法を選択しました。
 
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             これで心配なく使えるヘッドに蘇りました。
 
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傷やガスケット腐食痕の多かったヘッド面は最小値修正面研を施しました。
 
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何箇所かに渡りバルブのアタリが悪く、特に偶然なのかプラグホールに問題のあった2番だけが異常に密着が悪い状態でした。検討して頂いた結果、新品純正バルブを使用してシートカット&摺り合わせを行いました。画像は摺り合わせが完了したバルブ。少し外アタリ気味に設定。
 
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 洗浄中にうっすらと現れたヘアクラックも、気持が悪いので溶接・整形にて処置。
 
 最終チェックを終えてもうすぐ発送の準備です。お待たせ致しました!

F1フォトグラファー

上物トランスミッション

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紹介通り非常に程度が良いという事でしたので現物を見て購入してきたJ系トランスミッションです。
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普通のZ(J)系とちょっと違うなと思った人はその通り、これはシャフトドライプのZ1100スペクター用。
アウトプットシャフトからの動力取り出しはスプロケットにチェーンでは無く、カップリングとドライプシャフトで行われます。
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使用にあたっては、対策の意味を含めて後期型J系の新品アウトプットシャフトに交換します。
又、ドライブチェーンでショックが吸収されない分を考慮してか、クラッチハブそのものもクッションダンパー構造になっています為、インプットシャフトのクラッチ側が長くなっています。
これもJ系の新品シャフトに交換か、ダンパーハブごと流用してクランクの保護も兼ねてツーリング仕様で組むか選択可能です。3
 
LTD系やシャフトドライブを使うツアラー系のバリエーションモデルは車両の性格上手荒く乗られた個体が少ない為、改造ややっつけ整備等で弄り倒された痕跡が無いエンジンであれば、ミッションの程度が良い場合が多いです。
特にこのミッションの場合は走行距離も少ない為、極上物と言っていいレベルでした。
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ギア歯面はもちろんドッグの摩耗もあたりが付いたレベル、メタルの摩耗も最少です。このまま使っても問題はありませんが、メタル圧入されているギア3個を交換すればほぼ新品と言って差し支えないギアセットになります。
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初期J系の特徴でもある、中央部がアルミ製のクラッチレリーズシャフト。 
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シールの当たり部分が非常に摩耗し易い当時のオリジナルタイプでここまで程度が良いものは珍しいです。
走行10000マイル以下(16,000km)の車両から取り出したというのも間違いなさそうです。
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先日新品部品が販売終了になったアウトプットシャフト側4速(手前真ん中のギア)も極上。
このギアだけでも程度の良いものが手に入れば価値は大きいです。
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元々Z系に比べて日本国内での個体の少ないJ系のミッションは出物が少ない上、更に程度の良いものになると値も張りますが、メタル圧入されているギアは交換するとして前述の4速はもちろんの事いくつかのギアが使えればZ系に比べてまだ部品供給の良いJ系の事、コストを抑えた上で新品同様のギアセットにする事は可能です。
 
ちなみに既にこのミッションセットについては既にお客さんは決まってしまっていますが、ギアの交換をメタルの入っている3個のみに止めるか、もしくは更に3個合計6を交換して3,4,TOPギアにアンダーカット加工された新品同様の最後期型仕様にするかはこれから御相談です。
 
PS:J系ミッションの組み換えやギア部品の交換は、正しい経験と知識を持ったショップやメカニックに依頼される事をお薦めします。 
ミッションギアに互換性のあるZ1~Mk2系と違い、歯数やドッグへのアンダーカットの有無で部品仕様の異なるのがJ系です。
以前に組み合わせを明らかに違えている車両(最初期J系とGPZ1100のパーツを混ぜた?)も何度か目にした事があります。
逆輸入前の現地で間違った組み合わせ作業が行われている場合も多分にあり、それを見ても気付かない場合もありますので。

Mystery

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組立中のMKIIエンジン。
 
分解前から車両ともども状態が良く、過去に手が入った形跡ないエンジン。
 
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実際エンジンを分解してみても内壁や各部の状態もそれはもう程度が良くまさかクランクがNGになろうとは思わないほどの程度でしたが…
 
そうクランクが駄目だったんです…
 
過去にも何度かありましたがこんなに状態が良いのに何故かつまづくことが多いMKIIのクランク。
 
過去の統計からしても状況と状態からしても不思議に思えてきます。
 
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不思議です。
 
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