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簡易スタジオとESTスリーブ

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実は長らく放置状態に近かったPAMSウェブサイトのリニューアル作業が始まっています。大体の骨組みは出来たところですが、まだまだ作り込みには時間が必要です。

イメージ 1

そこで今日は、スタジオ撮影等に間に合わない自社パーツ等を、ファクトリー内に仮設置した簡易スタジオにて撮影。

撮影自体はプロカメラマンの「熱田護」さんが助っ人で来てくれました。プロの技、本当に溜息が出るばかりで、深いです。

熱田さんのHPです→ http://www.mamoru-atsuta.com/

撮影を進める合間にイタズラに手持ちのデジカメでシャッターを切ってみます。勿論その写りのクオリティは全く及びません(笑)。

イメージ 2

この画像もそんな一枚ですが、弊社オリジナルパーツで「ESTスリーブ」です。手前味噌になってしまいますが、今まで既存であったスリーブよりも少しだけ艶っぽく見えませんか。

Casted in Japan,Machined in Japanとレーザー刻印しておりますが、鋳造も機械加工も全て日本国内という意味です。

イメージ 3

この独特な輝きは外周にカッパープレーティングを施した事による物ですが、勿論装飾で施した物でも防錆効果を狙った物でもなく、シリンダーブロックへの熱伝導率向上や、ブロックとの馴染み性を上げる事で以後緩みにくい状態となる事を想定。

また、シリンダーブロックとの接触面は一般的な鋳鉄スリーブの外径仕上げよりも大幅に表面粗度を整える事で圧入時の縦傷防止になると考えています。

イメージ 4

スリーブの下端部分です。ご自分でエンジンを組まれた方には頷いて頂けると思うのですが、リングのSETされた4つのピストンの上から、シリンダーブロックを落とし込んでゆく時、最も気を遣うのがピストン&リングをスリーブへとインストールする際ではないでしょうか。一歩間違えると・・・パキッ!とかヘニャッ・・・っとリングを傷めてしまうリスクがある場所でもありますよね。

ESTスリーブはそんな現場からの声を反映し、ご覧の様に適切なテーパー角とエッジ処理、そしてテーパーとなった部分の表面粗度を更に整え、インストール時にリングを傷めにくい仕上げとしています。

あっ、すみません!気が付いたら「簡易スタジオ」のお話が、自社製品のアピールになってしまいました。

この際なので、もう一つだけ。

肝心のスリーブの材質は「スーパーターカロイ」または「スーパー材」と呼ばれる鋳鉄ですが、良いの悪いの感覚的なお話ではなく、後日新しいWEBサイトのUPと同時に、第三者機関による工業試験データも開示させて頂きたいと思います。







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