Z1000J1,J2,Z1000R1系のメインハーネスは全ての仕向け地用純正が欠品で、社外品でのみ入手が可能です。
ただ、当社のZ1000Jインジェクション車は、充電系はもちろんですが点火システムも純正のハーネスを使用しませんでしたから、どうせならとワンオフで製作してあります。
これは製作中のもの。
J系ハーネスで唯一入手の可能なJ3,R2のヨーロッパ仕様用をベースに、使用しない部分は取り除いてダイエット。
仕様の異なるハンドルスイッチより前方も全部配線を解して組み直します。
以前にも同様の加工をした様に、ステアリングを軽くする為に純正では1本に固められている配線を、メイン系、燈火系、インジケーター系に分割してそれぞれが自由に曲げ易い様に保護チューブに通しています。
この後は車体に装着した状態で純正をベースにした7系統のヒューズBOXを直接メインハーネスとダイレクト接続出来る様にしました。
それなりに大きい電力の流れる系統は、カプラーやコネクターが少なければそれだけロスも少なく耐久性が上がりトラブルの可能性も下がります。
ちなみにこの純正ハーネスには、住友電装のマークの入った品番タグの裏側にこれを組み立てした作業者か検査を行った責任者さんの物と思われるサインが入ってました。
それでも純正品をここまで改造してしまってはこの伊藤さんに責任はありませんね(笑)