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クラッチ交換

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 消耗品でもあるクラッチです。空冷Zの場合その交換も簡単。

規定量のオイルであれば、サイドスタンドで車体を立てて少し傾斜角をつければオイルも殆ど外に出ずに済みます。後はフリクションそしてメタルプレートと順番に、取り外した時と反対に組み付けてゆくだけです。

イメージ 1

消耗したSTDクラッチを全て取り外した状態です。この車両はキャブレター交換&セッティングで入庫していますが、セッティングが出始めたと同時にダイナモ上でクラッチ滑りが発生し、調整を試みるも滑りが収まらずクラッチ交換となりました。

セッティングをお受けする中では割と良くある事で、パワーが出始めたと同時にそれまで頑張って耐えていたクラッチが音を上げるというわけです。

イメージ 2

PAMS オリジナルクラッチKITを組む込み、これからオペレーティングプレートを組み付ける所です。フリクションプレートは純正採用のFCC製です。またスプリングは国内専門メーカーにてオリジナルスペックにて製作しています。

イメージ 3

そして少しだけこの製品について、いくつかございます特徴の一つを今日はご紹介したいと思います。ご覧の様にオペレーティングプレートを被せスプリングを押し付けながらボルトを締めこんでゆくわけなんですが、STDとの違いがこの画像からお分かりになるでしょうか。

STDではスプリングの押さえに薄く平らなワッシャー状のパーツを用いますが、現行のPAMSクラッチキットには画像にございますリテーナーをSCM材から削り出しにて製作後に黒染め処理を施したものが付属しています。(錆びる場所ではないのですが)

イメージ 4

                  表から。

イメージ 5

                 裏側から。

イメージ 6

そして向かって左側がSTDで右がPAMSオリジナルです。リテーナー形状でスプリングを押さえる事で、確実なセンタリングと同時にオペレーティングプレート側とスプリングとのフリクションを最小限に抑え、より正確な動作を狙っています。

因みにノーマル~後輪実馬力130PS強迄対応。同KIT内に付属するシムスペーサーにてプリロード圧を調整出来る様になっています。

「キレが良いのに軽くなる」クラッチKITには他にも特徴がございますが、今日はこのリテーナーのご紹介でした。

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