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アイドリング実験

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製作スロットルボディの仕様チェックの為、どこまでアイドリングを低く保てるか実験してみました。

ここまでやるとなると、お客さんの車両でやるわけにはいかないので、いつもの通り、当社のZ1000Jでやっています。

通常、Z系の様なマルチエンジンでキャブレターではここまで低くするとアイドリングを維持する事は出来ません。
スロットルをどんどん絞っていくと、ポート内に流れる空気量や圧力が安定しなくなり、アイドリング付近のガソリン供給をそれらに頼っているキャブレターの場合は空燃費が正しく維持出来なくなるからです。

インジェクションの場合は1ストローク毎もしくは回転毎にインジェクターの開弁時間を設定して、回転毎に燃焼室に流入する空気量に合わせた量を噴射する事が出来る為です。


361回転というとスターター時のクランキング回転数を下回っています(笑)
イメージ 1

もちろん通常の車両使用ではここまでアイドリングを下げる事はありませんし、特にZ系ではオイルポンプの吐出量に不安が出て来ます。

従ってこの部分のみを例としてインジェクションの優位性を語るわけにはいきませんが、ここまで細かく正確な制御や設定が可能であるという例の1つとして憶えておいて下さい。

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