エンジンオーバーホール時等に排気量をどうするか?
皆さん悩まれると思いますが、どの車両もSTDスペックで「きっちり」組んであげればその機械的安心感や空冷四発であるZのエンジンを堪能出来ると思います。
ただ、調子が良くなりそれが当たり前になると欲が出てきてしまったり。笑
もともと排気量等をあげて行くつもりでもまずはSTD状態のエンジンを味わいたいなどそれぞれですが、社外ピストンを使ってボアアウトしていく際にスリーブの寸法によりその現実的なサイズ、排気量が決まってきます。
Z1で例えると70φ(1015cc)まではノーマルスリーブのボーリングのみでその排気量を得られますが、そこから先の71、72、73、74φとさらなる排気量アップを目指そうと思うとスリーブを交換していかなければならなくなり、合わせてクランクケース側の穴の拡大(ケースボーリング)も必要となってきます。
そこで密かに施してある車両も多いのが、事前加工。
(ケースだけ掘っておけばエンジン車載のまま腰上のみの作業で排気量を上げて行くことが可能)
STD等で組むにせよケースボーリングを施しておけば、その後の仕様の選択肢は大幅に増えるので密かに人気だったりします。
そのままスタンダードで満足するもよし色々な仕様を楽しむも良し、選択肢は多い方が良いですもんね。
今回のオーナーは予定よりちょっと早まりましたが、ファイナルステージへ向けて只今腰上製作中です。