一言にバッテリーの寿命と言っても、何年どれくらいと言うのはあまりにも曖昧であてにならない目安です。
使用環境、保管環境はもちろんの事、構造や種類が違っても大きく異なります。
メーカーが大体2年と言っている昔ながらの液入りバッテリーでも、液面を細かく点検しながら定期的に充電(走行)している場合は5年6年使っても性能測定したら問題無く使用出来るレベルを維持している場合もありますし、その逆に5年以上普通に持つと言われている最新型のドライバッテリーを含むMFタイプでも使用環境が悪いと1年そこそこで使用不能なレベルまで性能劣化している場合もあります。
どのタイプにも言える事ですが、極端な過充電も過放電もご法度で、オートバイに搭載してエンジンが運転状態にある際には電圧が安定している事が望ましいです。 Z系を含む旧車は発電容量そのものが元々乏しいので、アイドリングや街中の低速走行中にはバッテリーから持ち出しになってしまう電圧(大体連続して12.5V以下)になっている場合が少なくなりません。
又、高速を走行していると、レギュレーターの性能によっては14.5V以上になっている場合もあります。
この電圧は可能な限り安定している事がバッテリーにとっても好ましく寿命も長くなりますが、昨年より販売取扱しているMOSFET型レギュレーターは、この電圧安定性のおいて従来品に比較して桁違いの性能を発揮します。
現在使用されているレギュレーターがまあ問題無く機能している場合、コストをかけて交換するのは結構抵抗があるかも知れませんが、バッテリーの寿命が長くなる事はもちろん低回転時に電圧低下も起こさずに安定すればスパーク電圧も高くなり、結果としてトルクが上がったり省燃費にも繋がりますから結果としての出費は小さくなります。
実際従来品に変えて導入していただいた当社のお客さんからは、アイドリングの安定と発進時や中低速走行時のトルクアップもご報告を受けていますので、バイクと性能面のメリットもありますね。
エンジン性能や省燃費性がアップする事を謳う小手先部品や添加剤をあれこれ試しすのも結構な事ですが、その前に、より上流の電源性能そのものを健康にする事が正道ですし優先順位は高いはずです。
バイクの見た目は変わりませんので地味ですが、メーカー自身が採用する技術もコストパフォーマンスが最も高いものから優先しています。MOSFET型レギュレーターの導入はその一つ。
それに倣って損はありません。