純正流用のスロットルボディの配線ですが、本来の車両に装着されている場合は元々殆ど見えない事もあってテープ巻きで纏められています。
流用する際に使わなくなるサブスロットル配線があるのでシンプルにしてしまいたいのと、やはり細い配線を纏めるのにテープ巻きは見た目的にあまり好きでないので、ここは一度分解して作りなおしてしまいましょう。
シリンダーヘッド後方のスロットルボディ廻り配線はただでさえ熱による劣化が起こりやすい場所でもあるので、作り直しついでにガラスチューブで対策。
Z系はこの部分が丸見えなので、なるべく見た目良く。
ストリート仕様として、あえてのエアクリーナーボックス仕様。ダクトは更に又別車種からの純正流用。
この位置では見えませんが、実は内部に向けてちゃんとファンネル形状になってたりしますから、ボックス外してセッティングしてそのままレースにとか・・・。
何せ燃調を吸気に頼る必要ありませんので。
今回はECUを紙ヒコーキさんところのものを使用するので本来スロットル開度センサーは不要なのですが、開度ロギングも行う事を考慮して装着しています。
これもハーネスラインは独立させて作り直して取り廻し。
メーカーは部品点数の削減の都合がありますからハーネスは一体化するのですが、整備性や補修,拡張性を考慮した場合ある程度機能別に分岐させた方が良い場合もあったりします。
燃圧を制御するプレッシャーレギュレーターはこの位置で。
80年代のカワサキ純正インジェクションも大体同じ位置です。
最近のインジェクション車の様なインタンクポンプ+レギュレータータイプではなく、Z純正タンクを無加工で行える様にアウトタンク(インライン)ポンプ方式を採っています。
ポンプ冷却を考えればインタンクがベターなのですが、タンク加工となるとZ系の場合いきなりハードルが上がりますので。
上の写真良く見ると判りますが、一度取り外したアイドルアップリンケージを戻しています。
ケーブルを装着すれば、暖気中のアイドルアップも簡単になるので。
車両整備の間を縫っての作業ですが、何とか今月中に火を入れたいところです。
最初の1台で必要部品他のハード的な組み合わせが完成すれば、ユーザーへのフィードバックも持込みでのインジェクション化の受け付けも行い易くなりますね。