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純正オーバーサイズスリーブ Z2,KZ1000(Mk2)用ラインナップ

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PAMSLABO ESTシリンダースリーブには、純正オーバーサイズ用として、今回よりZ2系750cc用とKZ1000(Mk2)系1000cc用が追加になり、既にラインナップ済みのZ1系を含めてすべての純正仕様に対応となりました。
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長年の使用によって、本来圧入されているべきシリンダーブロックとの間に隙間が生じて緩んでしまったシリンダースリーブは、接着剤等で抜けや回転のみを抑え込んでもブロックとの密着が悪くなってしまい、熱伝導性も大きく悪化してしまいます。正しいクリアランスで圧入されてこそ、冷却性能を含めて性能を発揮出来ます。
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但し、オーバーサイズスリーブをワンオフ製作すると非常に高額なものについてしまいますので、市販前提で量産する事でコストを低減できるようにしました。
 
又、摩耗や限界サイズまでのボアアウトによってスリーブの交換が必要になったブロックの再生用としてももちろん使用可能です。
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量産と言っても、鋳造からマシニングまで日本国内で行い、スリーブ材として入手が可能な最高の鋳鉄を高精度で仕上げています。
素材メーカー発表では、エンジン内でオイル潤滑しながらの耐摩耗性が1990年代以前にメーカー純正使用されていた素材の2倍とされていますから、長期に渡ってエンジンの性能を保てるはずです。
 
オーバーサイズとして直径で0.5㎜、各ノーマルのサイズよりブロックへの圧入部分を大きくしてありますので、ブロック側の下穴を研磨拡大しての使用していただきます。長年使用されたブロックは下穴が真円になっていませんから、これを修正する意味もあります。
正しいクリアランスで圧入すれば、外周に3ミクロンの厚さで施されたカッパー(銅)コーティングが、空冷エンジンのシリンダーブロックへの熱伝導性を更に高めます。
 
又、ブロックより下側に露出している部分の寸法はオーバーサイズではなく、純正と同じになっていますので、ケース側の加工は一切不要です。
 
さて、今回ロットより社名を2か所に入れました。圧入後は見えない位置に入れているのが当社らしいと言えばそうなのですが、印刷する事で熱伝導性に影響が出るのが嫌なので、コーティング面にレーザーで最小限の温度で焼き付けています。
圧入後に下側から見えるのは、我々の誇りでもある”日本国内鋳造”、”日本国内加工”の表記と、製造年を含むロットナンバーのみとなります。
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