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転ばぬ先の

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 タペット調整&キャブレターセッティングで入庫中のZ1です。

タペ調を済ませてそのままシャシダイに載せセッティング作業に、と思っていたのですが、ヘッドカバーを開けて各部の点検を進めると幾つか不具合を発見。オーナーさんとご相談の結果、ヘッドを下して手を入れる事に。

やはりシャシダイ上では全開でエンジンを回すため、不具合があれば即ブローにも繋がる可能性があり、トラブルを未然に防ぐ為にも、セッティング前には最低限のコンディションチェックが必要と考えています。


イメージ 1

ヘッドが下りた状態です。あくまでも不具合箇所の摘出、部品交換という流れです。

イメージ 2

ワイセコ製鍛造ピストンにてボアアウトされていますが、なぜかヘッドガスケットはノーマル同様の66mmボアです。

イメージ 3

やはりピストンとの接触痕が確認されました。これでも普通には走ってしまうんです。ただ「小は大を兼ね」・・・ません(笑)。

イメージ 4

           アイドラーギアもかなりお疲れです。

イメージ 5

カムチェーンもかなりお疲れの様で、伸びだけではなくLINK が固着して本来のスムースな動きが厳しい状態です。ただ、カムチェーンを本来の工程で交換となると、腰下まで割って・・・という大手術になる為、今回は「ジョイント・リンク・カムチェーン」の出番です。http://blogs.yahoo.co.jp/pams_jp/63446529.html

万が一このカムチェーンに破断等のトラブルが発生した場合、取り返しのつかない状況になる可能性もある為、ここはキッチリと直します。

タペット調整の際、結果的に発見された不具合でしたが「転ばぬ先の杖」と思って頂けると幸いです。

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