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Z2純正キャブ

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エンジンを含む車両全体の整備依頼でお預かりしたZ2

1年半程前までは走っており、現状では点火系の不調により不動になっていると言う事ですが、分解前に一度エンジンを始動してクランクシャフト他の音を声を聴いて車両に問診してみようと言う事で、まずはキャブから手を付けます。

どちらにしてもキャブレター自体の状態も確認して、それが使えるかどうかも判断する必要がありますので。
まずは滲み出したガソリンで固まった埃で汚れたキャブを簡単に洗浄します。
キャブを逆さにすると1年以上フロートに残っていた変質したガソリンの臭いがします。
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ガソリンは空気に触れている部分から変質が進みますので、小分けにすればするほど劣化は早くなります。それでキャブ内部を腐食させてしまうと最悪キャブそのものが使用出来なくなるか、何とかなったとしても整備の手間が大きくなり費用も高額になる可能性がありますので、定期的にエンジンを運転できない状況にある場合はいっそフロート室からガスを抜いてしまう事をお勧めします。

外側部分にこびりついて固まった汚れを大まかに落としたらフロートを開封
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腐食したガスの強烈な悪臭が漂い出ましたが、むごい腐食は起きておらず一安心。
これが酷い場合は真鍮で出来ているジェットやチューブが緑色になってアルミ部分も浸食が起こります。

フロートの底も僅かなダスト侵入こそあるものの悪くない状態です。
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スロットルバルブ自体の固着やリンケージの極端なガタも無さそうなので、これなら十分に復活も可能でしょうね。
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