今日も一日暑かった横浜です。各地で凄まじい気温だと報じられていますが、皆様如何お過ごしでしょうか。
そんな暑さにも負けず、PAMSファクトリーは今日も元気にフル稼働です。これと言ったネタがないので、ファクトリー内から気まぐれにピックアップ。
無いよりマシというレベルのクーラーが効くエンジンルームでは、二機のZ1エンジンの組み上げ作業が同時進行。珍しく二機共ペイント無しのシルバーエンジン。腰下からキッチリとリビルト。
隣の部屋ではMK2のエンジン分解作業が始まっています。こちらはJミッション組み込みに72φヴォスナー鍛造ピストン組み込みというメニューです。
先日も何度かご紹介したZ1・2用STDFフォークの再生プロジェクト。その作業風景をお見せ出来ないのが残念ですが、ボトムケース内の精密ボーリングが可能となり一気に作業が加速しました。正に先が見えたという感じです。http://blogs.yahoo.co.jp/pams_jp/63756419.html
画像はインナーチューブ先端を加工してスライドメタルを嵌め込む溝を形成している所です。インナーチューブは信頼のおけるメーカーより新品調達を予定。
ボトムケース・インナーチューブ共にスライドメタル(他車種純正メタル流用)でブラッシュアップされたSTDフォーク。現在進行中のオリジナルフォークスプリングと合わせ、ダンパーチューニングもキッチリと行う予定です。どうしてもこのフォークでないと・・・と思ってらっしゃる方も少なくはないと思います。でも、まともに動かないから致し方なく・・・そんなケースもありますよね。
新品以上の性能がSTDフォークのままで発揮出来る事を目標としています。テストに必要な時間も含め、サービスのリリースまでにもはもう少しだけお時間を頂くこととなりますが、今回はどうにかお披露目が出来そうなムードになってまいりました。
こちらはクラッチ&スロットルケーブル交換で入庫のKZ900LTDです。もう組ませて頂いてから10年以上経っていますが、オーナーさんは生粋のLTDマニア。少しずつ手を入れ今の姿に落ち着いています。しかし、こう見るとなかなか個性的カスタムで魅かれます。目立ちませんが前後ホイルにはマグタン、FにBITO製38KAYABA、RにはWPのEMU。
普段のアシに通勤に、峠にロングツーリング、更にはジムカーナにまでこのまま出場しているというオールマイティな乗り方です。エンジンも1135にツインプラグ、ポート加工にST3カムとヤンチャな内容ですが、上記の様な乗り方でも一切弱音を吐く事の無いタフで扱いやすくまとまりました。
と、今日はこの辺で終わりにします。笑
皆さんも暑さで体調を崩さぬように気をつけてくださいね。