腰上に少々手を入れた高山のKUROMAME。まずは慣らしから・・・と言っても慣らしが必要なのは新たに打ち替えたシリンダースリーブとピストンのアタリ位のもの。因みにピストンもリングもそのままキャリーです。
と言う事で、リターダーで負荷を掛けながら短時間で慣らしを終わらせます。今回も実験的な意味合いを含んだモディファイですので、なるべく早くデータを出し比較したいという事もあります。
馬力で130PS越え、トルクで11kg超えという数値です。キャブとマフラー、そして組み上げてから現在の仕様に至るまでの走行距離等の条件を考慮すればなかなか頑張ってくれたと思います。
スポーク仕様の一見只の70’sKUROMAMEにそれほどのパワーが要るのか?というお声も聞こえてまいりますが、長年高山が温めながら育てたこのエンジンならではの楽しさがあり、数値は単にその結果に過ぎません。パワー(数値)狙いではなく、自分がとことん楽しく走るために育てるエンジン、この先もまだまだ成長してゆきそうです。