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勘違いのガスケット

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一度でも自分で苦労した経験があると解って頂けると思う「ガスケット剥がし」の恐怖・・・いえ、恐怖という表現は大袈裟なのですが、長年この仕事をしていると、カバーやシリンダーを取り去るときの感触や、その見た目に・・・あぁ、これは手強いぞ!と身構えるのであります。笑

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トランスミッションカバーを取り外した所です。もうこれでもか!という位にこびり付いている状態で、己がガスケットである事を忘れケースに一部と化しています。

更にエンジン単体ではなくフレームに搭載された状態ですと尚更剥がしにくくて困ります。ガスケットリムーバーとか、様々なケミカルも無くはないのですが、経験上キレイに確実に剥がすには、ひたすらスクレーパーやカッターの刃で地道に剥がしてゆくわけです。しかも、下地を傷めない様慎重に。

イメージ 2

この作業では、トランスミッションカバーにあるシールを交換するという簡単なものなのですが、その大部分をこのガスケット剥がしに費やす事となります。

シュッ!っと吹くと、下地を傷めずにサッ!っとガスケットが剥がれるケミカルがあると売れると思うんです。笑

さて話は変わるのですが、寒くなったので何か温かい物をみんなで食べてもらおうと、家内が旨いシュウマイを差し入れてくれたのは良いのですが「蒸し器」なんて物がPAMSには無い。。。

イメージ 3

考えに考えた結果、転がっていた鍋に水を敷き、そこにスプロケット(キレイに洗浄済み)を二枚重ねて底上げをし、パーツ洗いに使うザルを置いて一か八か蒸してみました。

イメージ 4

こんな風に。食べてみるまで少々不安だったのですが美味しく蒸しあがっていました。腹が減っている時は知恵を絞って何とかなるものです。バイク屋らしいと思いませんか?(笑)。


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