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銅線の理由

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正式にデリバリー開始した、GCキット。
Z系初期のインナーローター式発電システムを、21世紀基準の性能と信頼性にアップデートするキットです。
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さて、純正カバーの内部にはアダプターと一体化したステーターコイルを装着するのですが、そのアダプターの裏側。コイルの出力線を固定するのに使っているのは、太めの銅線です。
イメージ 3

これは量産市販の為に部品点数を減らしてケチったとか手を抜いたというわけでは無く、一応考えています。
例えばエンジン内部にタイラップの様な樹脂製では、エンジン内部の熱で伸びたり切れてしまう場合がありますし、コイル側から金属プレートやネジを使用すると振動等で緩みや脱落の可能性も皆無ではありません。又、それらの部品を鉄製にしてしまうと、脱落した場合にケース内部でミッション他の可動部に重大な破損を起こす場合もあり得ます。

そこで太めの銅線で抱えてワイヤーロックしてしまいました。この方法であれば万が一に脱落しても柔らかい為に潰れますので、エンジンを破損させる様な可能性は非常に低くなります。
又、このキットのステーターコイルはアダプターにマウントした状態でのみ販売となりますので、お客様側でステーターコイルを外す事はありませんからというのもその理由です。


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