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ピボットベアリングキット揃いました。

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PAMS Z用ピボットベアリングキット
改良改版した製作部品が揃いましたので、デリバリー開始です。
イメージ 1
 
ノーマルだと焼き付いて動かなくなり易いZ1,Z2~Z900,Z750(A4,A5)の金属ブッシュタイプのスイングアームを複列のニードルベアリング化
 
又、純正スリーブカラーが欠品して久しい、リアディスク車のZ1000(Mk2含む),Z750D1, FX1の整備も可能となります。(金色のスラストブッシュが入って無いキットの設定となります)
 
各部部品に対してのこだわりは、以下の記事もご参照ください。
 
絞め付け後のピボット剛性を保つ為に厚くしたピボットカラー。
今回最も大きな変更となった、従来品とはレベルの違う仕上がりです。
適正トルクでピボットを絞め付けても、工具への手応えの違いががはっきり判る程です。
イメージ 2
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若干の重量増加にはなりますが、ストロークする足回り加重に含まれる部分ではありませんのと、得られる剛性のメリットを考えてそちらを優先としています。
 
電気溶接して製造される巻きパイプ製では無い為、パイプ内に溶接ビード等は存在しません。
内部はガンドリルで仕上げています。
イメージ 4
 
極厚のシームレスパイプの外周部を切削し、Zのスイングアームピボットパイプにぎりぎり収まる寸法にしました。
この為カラーの組み込み時にはグリスニップルを取り外す必要があります。
イメージ 5
 
この際、摩耗や腐食しているニップルを交換出来るように、新品ニップルをキットに加えました。
イメージ 6
 
車重はもちろん、後輪にパワーが伝わる際には大きな加重がベアリングのニードル部に生じます。
これに長期対応出来る様、ベアリングメーカーが指定する硬度を上回る表面硬度を施したスリーブ。
イメージ 8
 
 
耐摩耗性と強度を確保する為に採用している砲金(ガンメタル)製スラストブッシング
以前真鍮を使って試作してみたら、ある程度走行した際の摩耗具合が気持ちよくなかった為、量産品では昔から砲金を使用しています。
イメージ 7
 
 
ピボット軸部分は人間の体で言えば腰の中心です。
腰がしっかりしていないと、どんなに手足を鍛えてカスタマイズしても生かす事は出来ない重要な部分ですので、サスやホイール、タイヤの変更にも優先して真っ先に整備をお勧めします。
 

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