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メインハーネス加工

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Z1000Rのメインハーネスを加工中
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以前にも何度か記事にしていますが、丸2個のセパレートメーターのJ系(Z1000R1やJ1,J2)のメインハーネスは純正部品が結構昔に欠品で、唯一現在でも手に入るZ1000R2やJ3のメインハーネスを加工して使用しています。
 
 
上が加工中のもの
下はオリジナルのZ1000R2用新品ハーネス。
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例によってステムネックの内側、ハンドルスイッチコネクターのあるあたりから先を全部ほぐして配線を改造。
この際、元通りに1本にまとめずに機能毎に配線を分岐させて自由に曲がり易くする事で、ハンドリングに生じるフリクションを減らす様にします。
 
 
今回の整備車両はオリジナルより機能性を重視と言う事と、ハイスロ装着ですので右側にはカワサキ純正の薄型のもの(ヘッドランプスイッチ付き)。
左側にはプッシュキャンセル機能にハザードやパッシングまで出来るDAEGのものを使います。
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ZRX1200なんかのものでも良いのですが、キャブ用のチョークレバーは不要なのでインジェクションのDAEG用です。
特に日本国内仕様の左スイッチにはウインカーを使用中にウインカーポジションを消灯出来る様な回路が含まれていますので、これを生かします。
ちなみにこういった機能はオリジナルZ1000JのUS仕様には無く、ポジションは点きっぱなし(切らないと日本では“点滅”扱いにならないので、車検にパス出来ません)。
ヨーロッパ仕様のハーネスにはフロントウインカー用のポジション配線が入っていませんので、配線を増設します。
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さて、こういった作業は完成品の地味さの割に時間が結構かかる為、まともに工賃請求するとハーネスとしてはえらく割高についてしまいますから、申し訳ないのですが納期を区切って部品製作やハーネス交換だけでのワンオフ対応は今のところお受付け出来ません。
今回の車両の様に大掛かりに分解して車両整備を行う際にのみの対応となります。
いずれJ系に使えるハーネスキットというものも再設計して用意したいところではありますが。
 
この車両の場合は更にステーターコイルを新品に交換するのですが、発電交流をダイレクトにレギュレーターに入力出来る様にしますのでメインハーネス側の交流伝送用の配線は除去してしまいました。
 
ところで、配線の加工中の仮組みでハーネスを纏めるのに使っているのは、園芸用のビニール付き針金です。
 
100円ショップやホームセンターでいっぱい買えます。製作中の車両にハーネスを仮付けする際にも使えて便利です。
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