焼付け塗装の完了したエンジンです。
全てマスキングを剥がした所です。ペイントが余計な箇所にまで至っていないか、ブラスト時のメディアが内部にまで及んでいないか等のチェックを繰り返します。
今では安定してくれたエンジンへの焼付け塗装ですが、ここに到るまでには随分と試行錯誤したものです。ギラギラしすぎず、マットになり過ぎてもダメ。喰い付きが良く剥離しずらく、ガソリンを始めとするケミカル類や飛び石等にも強い物。更には塗膜が薄く放熱を極力妨げないもの。
これは塗料メーカーさんに散々掛け合って実現した物で、市販の塗料では到底実現できないものでした。エンジン塗装も中々奥深く勉強させられました。