Z用のインジェクションサンプルとして当社所有のZ1000Jのインジェクション化準備を進めています。(それってZ1000GPじゃないかという意見もありますが)
とりあえずインジェクションならフューエルポンプが必要なので準備します。
自分だけの車両ならともかく、お客さんの車両にもフィードバック出来るサンプルとなると入手し易く信頼性と現実的な価格である事が必要となります。
ちなみに最近の車両についているポンプは2輪4輪問わずガソリンタンク内に装着されているのが普通です。
これはスペースの節約だけでなく、モーターでもあるポンプ自体が発生する熱をタンク内のガソリンで冷却出来る利点もあるのですが、後付けするにはタンクの切開や溶接等の加工が必要になりますからハードルが上がります。
そこで現実的な線としてタンク外のフューエルラインに取り付けるタイプのインラインポンプを物色してみました。
生産元や生産国を選ばなければ冗談みたいな安価な品もあるのですが、ポンプが壊れるとインジェクションは手も足も出ませんから除外しています。
これはDENSO USAが、1980~1990年前後の1500~2600ccの4輪ターボ車に適合出来るとして販売しているポンプ。
4輪の倍近くまで廻して排気量あたりの馬力の大きなリッターバイクに使ったとしても容量に関しては充分過ぎる位です。
良く見ると、USAではそこそこ有名なアフターマーケットポンプメーカーのものと同じ品っぽいです。
GPZ750Turbo用との比較
新しい分スリムになっています。
余談ですが、カワサキのこの時代の純正ポンプを製造していたJECSはフューエルポンプの生産を止めてしまったと聞きました。
付属のダンパーに挿入すると、Turbo用純正とさほどサイズは変わりませんね。
まあ、これぐらいの大きさであればどうにも装着出来んと言う程でも無いでしょう。
とりあえずこれでテストしてみます。