とにかく調子が悪い・・・とのお問い合わせを頂いて早速入庫となったKZ1000。
特に、アイドリングしてくれる様になるまで相当な時間、距離を稼がないといけないらしく。果てしなく続く暖気運転にさぞお疲れだったと思います。
「旧いZってどれもこんな物なのでしょうか?」という疑問も頂きました。
そうですね、旧いバイクですから、最低でも1時間の暖気と1時間の走行で合わせて2時間は・・・んなわきゃないですよ。(笑)
全体的な点検も含め、オーナーさんのリクエストによりCRキャブレターに換装、そして不安だった点火システムや電装系を一新するというメニューに決定。
まずはヘッドカバーを開けて詰り気味だったタペットクリアランスを適正値に調整。リークダウンテスト、コンプレッションとチェックしてゆきますが、まずまずの値を示してくれました。聞けば納車時に腰上のOHを施しているとの事で納得。
ヘッドカバーを閉じてCRキャブレターでの始動を試みます。問題なく始動確認が出来た所で、今度はメインハーネスを始めとする全ての電装部品を取り外しにかかります。
取り外されたメインハーネスその他電装部品達。長い間ご苦労様でした!
購入されてから一度も満足に走れた事がないというオーナーさん、楽しみに待っていてください。予定よりも早くお渡しが出来るかもしれません!