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納車に向けて

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                                 納車に向けて点検整備を進めるZ1Aです。
 
 
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オリジナル状態を高レベルで保ち今に至った車輌です。手直し化粧等の形跡は一切無く、外装ペイントからシート、4本マフラーまで全てオリジナルです。
 
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基本的に、整備内容はお客様と相談の上決定してゆきますが、車輌を見に来られた時、普通にエンジンが調子よく回る状態を当たり前としています。最低限エンジンの状態を把握せずにフェアな価格設定もある意味厳しいと思います。 キレイなシルバーエンジンいいですね。
 
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弊社でも日常的に進めているレストレーション作業ですが、やはりそれでは再現出来ない「オリジナル車輌」のムードやテイストがあると思います。勿論、手抜き無しでピカピカにレストレーションされた車輌も素敵ですが、若干ヤレが出ていても大切にされながら今に至ったオリジナルの味も良いですよね。
 
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例えば、張替または各社リプロ製品を使用するという手もありなんですが、なぜかオリジナルを完全に復刻できた物は知り限り存在しません。全体のシェイプ、表皮の色艶そして質感、手の込んだスポンジ独特な柔らかいのにハリのある座り心地等。ほぼ無傷のオリジナルシート、今となっては本当に貴重です。今から十数年前、程度の良いオリジナルシートをベースに惜しげもなくアンコ抜きしていた事を今更ながら悔やんでいます(笑)。
 
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あくまでも、カスタムベースと考えた場合、オリジナル度が高く程度の優れた貴重な個体を使用する意味はあまりありませんが、ほぼノーマルまたはいつでもそれに戻せる程度のライトカスタムと考えている場合、やはり元から程度の良い物を入手する事が、もっとも近道で悩まず楽しめ、結果的に無駄な出費を抑えられるという事も事実だったりします。A~Bで採用されているこのインジケーターカバーは、微妙なヘアライン仕上げ的フィニッシュが施され質感が高いんです。
 
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小文字刻印の入るZ1Aオリジナルマフラー。無傷で腐食も全く無い当時の純正マフラーが装着されている車輌を探すのは本当に困難です。純正マフラーが欠品となっている今、リプロ品を選択する以外に手はないのですが、リプロでも純正に負けないクオリティを持つ製品も出始めている様です。今後、様々なリプロメーカーが価格競争ではなく、品質を追い求める傾向にあると感じています。大物パーツそのほとんどが欠品となっているZ系においては、やはり質の高いリプロパーツの存在は心強くありがたいですよね。
 
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実際には使用する事の無い左サイドカバー内のオイルタンクですが、残っていると何となく嬉しくなるものです。

状態の良いフルオリジナル車輌、国内外すべて合わせ一体あとどの位残存しているのでしょうね?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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