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お帰り。

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           先日、車輌の買取依頼のお電話を頂きました。
 
           お話しを聞くと、弊社にて16年前に納めさせて頂いたZ1だと言います。
 
イメージ 3
 
私は買取りという業務よりも、自分が16年前作った車輌がどんな物でどんな状態なのかが知りたくて、その日の内にお客様の御自宅に向ったのです。
 
庭先にあった自作の簡易ガレージに保管されていたそのZ1は、数年間不動状態だったため、埃こそかぶっていたものの全体のコンディションは良好。なんだかとても嬉しくなってしまいました。
 
16年前といえば、まだ私がアメリカで車輌を集め、現地にてレストレーション等を行っていた頃の物です。パウダーコートがまだ日本では一般的ではなかったと思われる時代でしたが(バイクのフレームに)比較すると色合いに違いから当時アメリカで施した物とすぐわかりました。自分でやった仕事はやはり何年経っても覚えている物です。
 
イメージ 1
画像上は当時(1997年)の寝室ですが、所狭しと私の寝床にまで侵食しているZ1フレームが懐かしく思えます。まさに明けても暮れても状態。そして下の画像、右端にチラリと写っているのはクリスマスツリー、その下にはプレゼントではなくレストレーションの為に用意しているパーツ達が。これではサンタも来ないはずです(笑)。
 
イメージ 2
8割方仕上がった車輌をトラックに載せ、シッピングの用意をしている所。8割方というのは、ここから先はお客様のリクエストに合わせ日本側でフィニッシュをするためです。当初私の企画で「アーリーバージョン」と名付けていたシリーズです。
 
イメージ 4
 
懐かしいグリメカのW/DISCキット。キャリパーその物に改造を加えてましたが、対向ピストンで協力な制動力を持ちながらSTD然としたLOOKSとコンパクトさが気に入っていました。
 
結局、その場で買取の商談が成立し、トラックに載せ引き上げたのですが、見えなくなるまで我々を見送ってくださったオーナーさんの想いがミラー越しに伝わってきました。キッチリ手を入れて、その想いを次のオーナーに託せます様に。
 
長い間可愛がって頂き、本当に有り難う御座いました。
 

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