2度に渡って記事にした、J系シートの形状について。
J系と言えば、ローソンレプリカタイプのあの形状のシートのみと認識されている風潮が無いわけではないので、必ずしも答えは一つではないという意味で書いています。
以前の記事はこちら
ローソンシートの、どうしても着座位置が後方になって前後の自由度が少なくなる部分を多少緩和する為にあえて若干の形状変更を施したシートにS1タイプのタックロールタイプレザーを張ってみました。
Z1000Jに載せてみたのがこの写真
比較用に、こちらがノーマルのJシートです。
あんこ抜きは確かに行っておりますので、座面は下がってはいますが、それより前後に着座位置を変えられる自由度を残してあります。
又、シートサイドの足を下ろす際に大腿部の当たる部分を若干丸めにしてありますので、座面の低いローソンシートよりむしろ足付き性は上がっています。
更に走行状況によっては前方に座り直す事も出来ますから、
J系独特の"ハンドルが遠くてZ系に比べるとコンパクト感が無い”といった感じはかなり薄れています。
納品させていただいたZ1000Rのお客様より写真をいただきました。
こちらがZ1000Rのノーマル形状ですので、着座位置と形状の違いを比較してみて下さい。
イメージとしての形状やこだわりを否定はしませんが、より実際の使用に際しての僅かなアレンジも立派なカスタマイズです。
又、最初の記事にも書きましたし何度かお客さんにも言っている事ですが、停車中の足付き性を重視するあまりの形状にすると、走行中にベストと言える高さや着座位置からは程遠いものなっている場合がありますからご注意下さい。