本日OHの為、分解作業に着手したZ2エンジン。
今回は丸ごと車体から降ろしてスタンドにSET。腰上を降ろした後に腰下のみ車体から降ろした方が当然楽なのですが、分解作業自体はやはりエンジンスタンド上で行った方が断然効率よく分解が進みます。
入庫時、アイドルが安定せず高回転で吹けないという症状が出ていた為、バルタイの狂いも疑いましたが問題ないようです。
ヘッドを降ろした所です。純正ピストンですが、Z1と比べるとピストンヘッドの盛り上がりが大きく一目瞭然です。同じ燃焼室容積にボアストロークの小さくなったZ2では、圧縮比を保つ為に必然なピストンボリューム形状です。
カーボンをサッと一部落として確認出来たSTDの打刻。現在純正で入手可能なOSピストンは0.5mmのみとなりますから、STDとわかると一安心です。
シリンダーブロックを引き抜いた所でピストン全体が露になります。さて、ここからピストンを取り外し腰下の分解作業に入ります。
まだ分解作業工程で、OH完了そして車体に搭載までは随分と先のお話なのですが、毎度の事、生まれ変わったエンジン(愛機)にオーナーさんの驚く顔が、今から楽しみでなりません。そんな事を思い浮かべながらの分解作業は楽しいですね(笑)。