Quantcast
Channel: PAMS不定期Blog
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1219

スロットルボディアダプター

$
0
0
Z系をインジェクション化となると当然スロットルボディが必要ですが、Z1100GPやGPZ1100用の純正を使用するのでなければ、市販品や他車種純正流用でZのヘッドに都合良く装着出来るものは存在しません。
 
さて、昨今の純正品ではインシュレーターへの挿し込み部分が大径化されているのはもちろんの事、ピッチそのものがZとは違います。
従ってこれを流用するのであればそれらの問題に対応する必要があります。
 
但しインシュレーターはゴム製の消耗部品ですから、この部分をワンオフしたり大幅に加工な構造にすると、システム完成後のメンテナンスの問題があります。
イメージ 1
 
これで問題無ければ量産も出来るかも知れません。
イメージ 3
 
インジェクション化の何が面倒臭くてハードルが高いかと言えば、このスロットルボディのハード的なフィッティングです。
逆にここさえきちんと作り込んでおけば、ポンプ、フューエルレギュレータを含む各種の構成部品は部品の選択も仕様変更も割りと容易ですし、Z系インジェクションチューンのハードルも下がるかも知れません。
 
インシュレーターを重ねてスロットル側から覗いてみたところ。
インシュレーターの出口からオフセットしながらZ系ポートの円形状になっていくのがわかるでしょうか?
イメージ 2
 
ヘッドのポート側は若干Zのヘッドより絞り気味にして、段付きを若干拡大しながら合わせられるようにしています。
イメージ 4
 
純正のインシュレーターを使うのに頭を悩ませたのがボルトの取り付け位置。微妙にネジ穴同士がオフセットしているのがわかると思います。
更に内側の穴には専用のボルトを使う事になります。
イメージ 5
 
さて、なんだかイメージが見えてきましたね。
まずは流用スロットルボディの装着が出来、且つ極力コストを抑える方向性のSTEP1。そして専用品としてのSTEP2も進行中です。
 
イメージ 6
純正キャブがあり、そしてCRにFCRにTMR、または当時物のVM等で楽しむという選択肢の中へ、時代と共にインジェクション化という楽しみ方を加えても良いと考えています。 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1219

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>