知ってる人は知っている。このU型の変なワッシャー。
Zには付いてなく、J系エンジンだけになのですが、前側エンジンマウント上側の左、エンジンマウントダンパーワッシャーとフレームのマウント部分の間に入ります。
収まるとこんな感じ。
何で又J系だけにこんなものが付いているのかと思うのですが、恐らくはJ系にはZ系と違ってフロントエンジン側がダンパーマウントされているので、メーカーでの車両組み立て時にエンジンを搭載する為のジグかか何かをフレームとダンパーの間に割りこむ隙間を作る必要があり、搭載後にその部分を埋めるのに後からこんなワッシャーを入れる様にしたのではないかと勝手に想像しています。
問題は、長年経った車両でエンジンの積み下ろし履歴のあるものの場合。
J系の整備経験者や専門店ではまず忘れる事は無いのですが、一般で整備された車体の場合このワッシャー付けないまま無理矢理エンジンマウントを絞め付けてしまってあるものをたまに見る事があります。
エンジンマウント部分には若干の遊びが持たされている事はもちろん、フロント側はダンパーマウントされている為に無理すれば締まってしまわない事も無いのですが、エンジンが捻じれた状態で固定される場合がある事はもちろん。無理な応力がかかり続けたフレームのダウンチューブ側が変形してしまう場合もありますので、J系モデルを所有のオーナーはこのワッシャーがちゃんと自分のマシンに付いているかどうか確認しておいて下さい。
万が一付いていない場合でも、上の写真の品番で購入する事が出来ます。