組んでから7年、相当な距離を走破したMKⅡ。タペット調整とその他定期メンテで入庫しました。街乗りにツーリングに峠にと、オールマイティな使いかですが、未だ絶好調です。
タペット調整です。ツインプラグにWEB・ST3カムを受け止めるヘッド。当然ですがインナーシム仕様に変更済み。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、カムが全体に黒光りしてみえるのは表面処理を施している為で、リフターには表面処理と同時に三箇所に渡りホール加工を施しています。
カム側もリフター側にも、互いの摺動部位に剥離や消耗は見られなく、しっかりと互いに守られている事が実証できています。
様々な表面処理やケミカル用品が蔓延る中、やはり最後は実際に検証した結果を見て判断するしかありません。
全てのパーツや加工又は上記の様な表面処理は、結果良しとしてリリースされるまで時間が掛かったり、または結果によってはリリースを見合わせたりする事が少なくないのは、その為です。
特に機能部品においては、時間を掛けてでもシッカリとした検証と、その結果を踏まえた上でリリースしなければならないと思います。