国内調達で新品部品で全て揃えられるのが売りのZ1000Pミッションだったのですが、
何セットかのギアやシャフトをオーダーしましたところ、遂に販売終了のギアが出てしまいました。
当該部品はアウトプットシャフト側の4速ギア。
隣のLoギアに噛み合ってLoポジションを形成します。
カワサキモータースジャパンではこれが最後の1個だそうです。
問い合わせもしましたが、再販の予定は無いそうです。
新品のギア歯面は綺麗ですね。
残念ながらこ最後の新品のこの1個は、以前よりオーバーホールをご依頼いただいていたお客さんに決定済みです。
Z1000P(ポリス)は2005年型まで作られていた車両で、まだ10年経ってはいませんが、元々日本では正規販売されていなかった車両のパーツ供給を打ち切られても文句いうわけにもいきません。
現状で販売終了になったのはこの1種のみ。
まだ救いなのは、この4速は内側にメタルが圧入されているギアでは無い事と、ドッグの摩耗に関しても走行中にLoギアに入れる事はあまり無い為、USED品でもこのギアに関してはあまり状態の悪いものは見かけない位でしょうか。
又、このギアは81年のZ1000Jから最終型Z1000Pまで共通部品の為、他のミッション部品に比較すれば良品を入手する機会はあるかも知れません。
今のところこの1個のみで、Zの純正に比べればさほど深刻な状態では無いとは言えますが、次はどれが無くなるか。
良品であっても中古では出来れば使いたくないなと思えるギアもありますので、将来的にPミッションで組む予定のある人は一通り揃えておく事も考えておいた方が良いかも知れません。