PAMSは本日より通常営業となりました。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、年明け最初の分解作業となったのはZ2。
前後キャスト18インチ仕様にてカスタムされた車両です。とてもキレイに仕上がっているこの車両を、なぜ分解着手なのか?どこかに不具合がある訳でもなく、その仕上がりに不満があるわけでもありません。
理由は原点回帰、まずはノーマル状態に一度リセットし、そこから楽しみたいというオーナーさんのリクエストです。
空冷Zと言えば、今も最新のカスタム路線を進む方もいらっしゃれば、あくまでもノーマルに拘る方、またはいつでもノーマルへと戻せる範囲でライトカスタムを楽しむ方、いろいろな楽しみ方があって当然なのですが、この数年見ていると、カスタム路線からノーマルへ回帰というパターンも増えて来た様に思います。
または、敢えてノーマルLOOKSとしながらも、中身バリバリの猫を被った仕様も弊社では少なくない方向性の一つだったりします。
この車両の場合、既にレイダウンも施されており、足回りに関してはノーマルパーツで構成されている部分はゼロと言ってもよい状態で、全て新品の揃うカスタムパーツで構成し組み上げていくよりも、程度の良いUSEDパーツを確保しながら、状態に合わせてリビルトを施し、STD状態へと反カスタムしてゆく方が手間暇は掛かるかもしれません。
技術やサービスの向上、または皆さまに喜ばれる部品の開発等は勿論なのですが、今年はお客様目線から、空冷Zに何を望んでいるのか?という十人十色の答えを、出来るだけ正確に描写した上で、乗り方も含めたサービスを提供出来る様なショップを目指したいと思います。