同じ空冷Zシリーズでも72年のZ1から84年のGPZ1100迄は12年、干支の一周もすれば技術進化も少なくありません。
クロスアングルも変更され、大型化したバルブ径と多球形状で構成された燃焼室。
排気量の拡大のみに依存せず、効率をアップする事での性能向上が図られています。
ストロークは同じままで同一回転数でのピストンスピードは同じまま、ボアのみの拡大での排気量アップは1.2倍に留めながら、出力は1.5倍を稼ぎ出す源です。
このヘッドも又内燃機加工を施された後に搭載され、更なる力を生み出すのでしょう。