リテーナーと言ってもバルブスプリングの頭に着くあれでは無く、当社のFCCクラッチキットで使用するものです。
クラッチスプリングを押さえるのに、Z1系の場合通常はワッシャーが使われていますが、クラッチ操作時の重さを低減する為に、レートの低い長めのスプリングをプリロードをかける事で使用するには、この様にオフセットタイプのリテーナーを使用します。
上部の面を強度を落とさないレベルで削り落として、試作導入時のものより大幅に軽量化しました。
又、リテーナーを使用する事で、クラッチをリリースする際のスプリングの横揺れを防止して、フィーリングを高めるといった効果もあります。
通常、当社のキットで使用する際には、このリテーナーの下にスペーサーワッシャーを使用してオフセット量5㎜で使用します。
チューニングエンジン等で、プリロード圧を高めて滑りを防止する場合はリテーナーのみで組みます。この様に使用目的や出力に応じてプリロード厚を変更できる長さとレートのスプリングを使用しているのが当社製キットの特徴です。