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インナーシムリフター

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http://blogs.yahoo.co.jp/pams_jp/63809548.html こちらからの続です。

摩耗したリフターホールを精密にボーリングする事が出来ても、そこへ入れるリフターが用意出来なければ意味がありません。因みに、アウターシム用OSリフターは純正流用でドンピシャな物が見つかっており、何と本来のZ用よりも格段にリーズナブルときています。OH時において、その比率は圧倒的にアウターシム仕様と思われる為、これには本当に助かりました。1から純正品と同等もしくはそれ以上の品質とそれ以下のコストで専用リフターを製作するのは簡単ではありませんから。

イメージ 1

そして、画像上が今回用意した「インナーシムタイプ」です。こちらは純正流用ではございません。OS(オーバーサイズ)と申しましても2mmも3mmも大きければカムジェーナル支持部も一緒に削り取る事となりますし、大きくてもせいぜい1mmが限度ではないかと判断。今回は直径で0.25mmオーバーですから片肉にするとたった0.125mmです。この微妙なOSとスカート寸法を揃えようとするとなかなかコレといった物が見つからず困っていました。

イメージ 2

スカート底部にリブが見えると思います。ただ、品質や寸法的な面では最適だったこのリフターにも問題がありました。リフター内側のデザインがそのままでは適合せず、単品にて切削加工を要した事、そして元の製品代が純正品以上に高価な事、その加工コストが上乗せになり、リフターとしてはかなり高額になってしまう事です。

イメージ 3

リフターホールに著しい摩耗が認められ、且つインナーシムリフターを選択するという条件が重なった時のみ必要となる物だけに、今のところ代替えリフターが見つかるまでは我慢と言ったところです。

イメージ 4

現在たまたまその条件が重なったOHが3機程重なっている為、急遽単品にてこの様に加工を施しているわけなんです。

イメージ 5

 加工後、気持ちよくその自重でスーッっとホール下へと落ちてゆくリフターです。

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