面研にバルブガイド交換、シートリング交換、シートカット、またはカムラインボーリングにリフターボア加工等の内燃機加工の完了したシリンダーヘッド達。
車種の違いは勿論ですが、個々のヘッドに最適化した加工、仕様の違いによるメニュー振り分け、同じ空冷Zのヘッドでもその内容は各々異なります。また生産から数十年が経過したZのエンジンではその傷み方にも違いが大きく、マニュアル通りでは適切なリビルドとならない場合も決して少なくはありません。
特にこの1100R用のシリンダーヘッド。カワサキが最後の空冷2Vで意地を見せた力作でもあります。ゆえに専用設計&専用部品が多く、万が一の時に他の空冷Zから簡単には流用を見込めないといったリスクもありますが、メーカーチューン的な格好良さを感じます。
キレイに面の出たヘッドが並ぶ姿を見て、何となく幸せ感に満たされている自分はやっぱりオタクなんでしょうか。
そんな暇があったら俺のエンジン組みなさい!というオーナーさんのお声が聞こえて来る様な来ない様な。笑