Z2 Eng refresh
全体的にレストレーションを施したいとご相談をお受けしたZ2ですが、まずはエンジンOHから先行する事となりました。まずは腰上から分解、腰下だけとなりました。状態からして今回初めてエンジンが開けられた物と思われます。年式と走行距離相応の消耗は進んでいるものの、イジり壊された過去のないエンジンです。使用されているガスケット類やそれらがこびり付いた状態等、初めて開けられるエンジンの特徴があります。ひとまず降...
View ArticleAutumn run
昨日はお声をかけて頂き秋走りを満喫してきました。箱根新道から芦ノ湖スカイライン~山中湖~河口湖でお昼を食べ折り返し、道志、宮ヶ瀬というコースを満喫。もう大分寒くなってきましたが空気が澄んでいて紅葉で染まった景色が綺麗でした。西湘バイパスパーキング。相変わらずのバイクの多さ。三国峠お昼を食べたお店は河口湖近くにあるムースヒルズバーガーというハンバーガー屋さん。ベーコンチーズバーガーを食べましたが種類が...
View Articleビッグボディとスモールボディ
これは現在Z用にセッティング中のCVK34キャブレター通常Zに流用されるCVKは750クラス迄用に設計された32mm迄のスモールボディが多いです。スモールボディはZの場合750,900クラスのノーマルエンジンであれば相性は良好なのですが、1000ccクラスになると特に全開時にもう少し容量が欲しくなる為のビッグボディの選択です。ちなみにZ1000JやZ1100Rに使用されていた負圧のBSキャブは34m...
View Articletake care
バイクに長年乗っていると、大小別に一度は事故に遭われた方のほうが多いのではないでしょうか。4輪と違い人間が何らかの理由でコントロールを失った瞬間=転倒事故となる確率が高い乗り物です。この二台は共に大きな事故に遭ってしまい、幸いにも乗り手は既に怪我を克服され、いつでもバイクに乗れる状態なのですが、バイク側の修理に手間取りずいぶんとお待たせしておりました。画像はZ1です。車体側の損傷も去ることながら、転...
View Articleローレートブレーキペダルスプリング
先日試作したブレーキペダルスプリングが、バックポジションキット本体に先行して山盛り仕上がってきました。左がZ1系のノーマル、右が今回製作したもの。ノーマルがユニクロメッキなのに対し、ポリッシュ後にニッケルメッキしています。一見ステンレスの様にも見えますが、スチール製です。実は最初は線径のみで対応しようと巻き数を同じままで試作したところ、えらく華奢なルックスになってしまい、この部分の見えるZの場合ちょ...
View Articleオレンジ号 Z1
制作して15年、今尚絶好調なオレンジ号 シャーシダイでの健康測定でも、全く衰えはありません! セパハン用に凹ませたタンクでしたが、バーハンドルに戻ったので 外装SETを新たに揃え、リニューアル。 長年使用したシートスポンジもヘタってきたので、シートスポンジも リフレッシュ! 一足先に塗上がってきた外装 粗めのメタリックを使ったキャンディーオレンジに黒のコブラライン...
View Article突然のトリプル
走行中に三気筒となり、最寄のバイクショップでチェックしてもらうと1番シリンダーだけコンプレッションがなんとゼロという結果に。PAMSに入庫した際に再びチェックするとやはり1番のみコンプレッションが上がりません。リークダウンテストでは1番EX側から明らかなリークが認められました。まずはヘッドカバーを開けてチェック。するとやはり1番EX側のタペットクリアランスが異常に大きくなっており、これは何らかの原因...
View Article最終型セルモーター
Z系に流用できる最終型セルモーター。70~80年代迄の間に生産されたタイプのものに比べて3割強程度ハイパワーで、始動性に優れる事は結構知られている事ですが、一部では乗用車用で使われているリダクションタイプ(減速ギア等でトルクを増大させるタイプ)になっているからではないかと言われてたりする様です。実際に分解してみると、特に減速用の遊星ギア等が組み込まれているわけではなく、新しくはあるものの昔と変わらな...
View ArticleHead & Head
面研にバルブガイド交換、シートリング交換、シートカット、またはカムラインボーリングにリフターボア加工等の内燃機加工の完了したシリンダーヘッド達。車種の違いは勿論ですが、個々のヘッドに最適化した加工、仕様の違いによるメニュー振り分け、同じ空冷Zのヘッドでもその内容は各々異なります。また生産から数十年が経過したZのエンジンではその傷み方にも違いが大きく、マニュアル通りでは適切なリビルドとならない場合も決...
View Article2015 ピレリカップ最終戦
先日雨のモテギで開催されたピレリカップ最終戦。https://www.facebook.com/51Garage-529866153815782/?fref=ts二輪レース界のロッキーとも思える「Tiger宗和」、今年最後の締め括りとなるこのレースで素晴らしい走りを見せてくれました。予選7番手のタイムをマークした所でハイサイドによる大転倒。自力で再びコースへ復帰したものの、ご覧の様にカウルを始めとす...
View Article続く電装リフレッシュ
年式を考えれば当然とも言えるのですが、以前にも増して電装系の修理やアップデート的なご相談が増えています。普段は目に見えないだけに後回しにしがちな電装系ですが、旧いモデルでは生産から既に40年以上が経過している事になり、いつ何時どんなトラブルに見舞われても不思議ではありません。特に電装系のトラブルはその予兆無しにある日突然見舞われる事が多く、過去の事例を見ても出先で動けなくなるのは電装系トラブルが殆ど...
View Article通勤快速 Tiger Z1
随分前にエンジンのオーバーホールやキャブレターのリビルト等をさせて頂いたオリジナル度の高いタイガーZ1。外装の上面等はタンクからテールカウルにかけて完全に色が飛んでしまっていますが全体的に良いやれ感を保ちつつ、実は毎日通勤に使用されています。本当に毎日、それこそ雨の日も風の日も。この日も仕事帰りに入庫してオイル交換。車体も毎日使用していますが汚くはありません。ご本人は常にリペイント等してあげようか悩...
View ArticleGCキット対応状況
先行量産したZ1系インナーロータークランク用ジェネレーターコンバートキットマグネットローターやステーターコイルの純正新品が入手出来ず、良品の中古も少なくなって来た事と相まって、正式にデリバリーを開始する前にも既に興味を持たれてお問い合わせや組み付けを依頼していただく場合が多くなっています。点火システムの電源をバッテリーから供給しているZ系の場合、充電系が正常に働いている事とその安定は必要不可欠なので...
View Articleテスト&再確認
前々から実験中のFフォークスプリングですが、数多くのサンプルを作っては入れ替えてみてを繰り返しようやく、いい感じに煮詰まってきました! 新たなサンプルができてきたので、実走行確認の為、昨夜組み込み。 今日は、朝からいい天気であったかくバイク日和です 箱根に登るつもりなので、ヒートジャケットを着込んで 出発 先日、予約受付を開始したパックポジションKITの最終サンプルも装着...
View Articleセンターシール溝深さ
シリンダーヘッドを外した際に確認しておきたいのが、センターシール部分の溝深さ。オリジナルのシリンダーブロックの場合の深さはおおよそ2.3~2.4mm程度。ブロックを鋳造する際に一緒にモールドされているので多少幅がありますが、この深さを測ってこの数値より大幅に少ない場合、スリーブ交換を複数回行われている等の理由で何度かシリンダー上面を切削研磨されている可能性が高かったりします。このブロックの場合、既に...
View Articleお疲れなSコイル
夜間走行時にバッテリーが上がり走行不能になるという症状で入庫中のZ1。その測定値からステーターコイルの異常が疑われ、上は摘出された物です。よくココまで頑張ってくれたと思います。...
View Articleお疲れなピボットベアリング
全体的な整備で入庫中のMK2。スイングアームの動きが今一つ悪く「Sアーム・ピボットベアリングKIT」を使ってOHをする事に。 この腐食した鉄ゴミの集まり、一体何だと思われますか?何と、交換の為スイングアームから取り外したピボットベアリングとその他部品です。...
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