この所以前にも増してご依頼が多くなった「電装系」の修理やバージョンUP。考えてみれば初期型Z1からカウントすると既に40数年前のモデルにもなるわけで、オリジナルの電装そのままで走り続けている事自体が凄い事だとも言えます。旧くとも我らがメイドインジャパンの成せる技でしょうか。
とは言っても、流石に寄る年波にはそろそろ勝てなくなってきた個体が多いのも事実。普段は目に付かない部分だけに、有難味も薄いのですが不安な部分でもありますよね。
入庫中のZ1Rの1型です。ステーターコイル交換の為カバーが外されていますが、何か気付かれたでしょうか?そうなんです、MK2エンジンに換装されているため、マグネットローターがアウターローターとなっています。
合わせて点火システムにはお馴染みウオタニSP2フルパワーKITを。
こちらも定番化となりつつあるMOS・FETレギュレーターへ換装。低回転から効率の良い制御が入り電圧を安定させます。エンジン回転上下動に対しての電圧変動が小さく、バッテリーの高寿命化にも貢献します。
今回は発電、充電、点火システム中心のブラッシュUPでした。
同様のメニューで入庫中のZが数台。年末に向けピッチを上げてゆきます。