インナーシム調整
Z系のバルブ周りのインナーシム化は、シムが小型化される事による動弁系の軽量化メリットもさることながら、最大リフト量が大体9.5~10mmあたりを超えるハイリフトのカムでインナーシムが掻きだされてヘッドを破損するトラブルを防止する観点から採用する場合が多いです。ただ、専用工具を使ってクランクを回転させればシムを交換する事の出来るアウターシムと比べ、インナーシムの場合は都度カムシャフトを脱着せねばならず...
View Article外装SET
お客様からご依頼を頂き、以前から探していたMK2外装SET。リプロではなくオリジナルで、しかも程度の良い物という条件の下かなり時間が掛かってしまいましたが、先日アメリカより航空便で到着。現地からのUSEDパーツは国内以上にリスキーなのですが、今回は信用のおける先からの取引でした。とは言うものの、やはり届いた箱を開けるまではドキドキです。結果はご覧の様に大変キレイな外装SETで一安心。タンクにも目立っ...
View Article1100Rエンジン組み始め
現在フルレストア、カスタムのご依頼でお預かりしている1100Rエンジンペイントが上がったので、組み込み開始です。バラした際の測定で、かなり振れていたクランク無事修正センター出しが終わり、閉じてしまえば見ることは出来ませんし大きく性能に左右されるわけではないですが、磨き上げて組み込みです。見ればお分かりだと思いますが、左側が磨き済み、右が磨き前です。ミッションも部分的にダメージが有り、新品がまでメーカ...
View Article納車間近なZ達
年の瀬も迫り、PAMSも例にもれず年末までの納車に向けて作業を進めていますが、その中から数台をご紹介です。Z2ですが、ロングストローク化1135ccに。フレームからしっかり手を入れています。見た目ノーマルZ2、脱いだら凄い私です。笑1000R2です。メインハーネス交換に始まりSHORAIバッテリー+MOSFETレギュレーター、FUSEシステムという電装系のリフレッシュに加え、CRキャブレターへ換装そ...
View Articlehand build Garage
先日も少しPAMS・FBにて写真のみ数点ご紹介させて頂きました手作りガレージの詳細です。実は私の親友でもあり、PAMSのお客様でもある方です。デザインは勿論の事、自分で図面を描く所からスタートしています。最初に話を聞いた時は、せいぜい「ほったて小屋」レベルだと思っていたのですが大間違いでした。 寸法出しから基礎工事までも本格的で驚きました。...
View ArticleValve
予てから打ち合わせを進めていたバルブ製作がかなり進展しました。エンジンの性能と耐久性に大きく影響する部分だけに、慎重にコマを進めています。本日も朝一からバルブメーカーさんで打ち合わせです。我々の様な小さなショップのワガママ&リクエストにも、嫌な顔一つせずお付き合い下さり感謝しています。その材質、形状、加工方法、熱処理等は、当然ながら40年前とは比較にならない程進化しています。ならば常識的なコストで純...
View Article今日のPAMS
ここの所回しっぱなしのシャシダイ。工業地帯とは言ってもいい加減苦情が来ないのか心配になってきました(笑)。ヨシムラ製のUPタイプ4本マフラーがイカしてます。...
View ArticleQUANTUMと言う選択肢
Rサスの選択悩みますよね。Z1を始めとする空冷Zですが、ノーマルは既に新品部品での入手は事実上不可能ですし、余程低走行で保管状態の優れた個体でもない限り、当時の性能すら維持できていない物が殆どではないでしょうか。お手頃な価格でそのLOOKSも人気のIKON(元KONI)やコストパフォーマンスに優れたYSS、言わずと知れたオーリンズそしてこの数年で知名度急上昇のナイトロン等、各社から様々な選択肢がリリ...
View ArticleCR&エアークリーナーBOX
電装、点火システム等々、少しづつメンテをさせて頂いてるZ1長年頑張ってきた、ノーマルキャブもお疲れ気味になってきたのでCRキャブに交換です。ファンネルでは無く、STDタイプのエアークリーナーBOXをジョイントノーマルキャブと比べて、キレも良くなり馬力もトルクも全体的にUP!エアークリーナー仕様も有りですね!
View Article電気の定番
この所以前にも増してご依頼が多くなった「電装系」の修理やバージョンUP。考えてみれば初期型Z1からカウントすると既に40数年前のモデルにもなるわけで、オリジナルの電装そのままで走り続けている事自体が凄い事だとも言えます。旧くとも我らがメイドインジャパンの成せる技でしょうか。とは言っても、流石に寄る年波にはそろそろ勝てなくなってきた個体が多いのも事実。普段は目に付かない部分だけに、有難味も薄いのですが...
View Articleワンウェイクラッチ締め付け時の注意
当社のGC(ジェネレーターコンバート)キットや、79年のMk2系以降のZ系に使われているアウターローター方式のマグネットローター(フライホイールとも呼ばれます)に、ワンウェイクラッチのハウジングを組み付ける際の注意点です。特に現在入手が可能な新品のクラッチを組み付ける際には、ボルトの座面に専用のワッシャーを入れてから締めつける事。(ワッシャーは純正で品番設定されています)これを忘れるとボルトが緩み易...
View Article歯欠け
以前にヘッドOH&チューンをお任せ頂いたZ1Rですが、今回は主に腰下のOHメニューで入庫。エンジンを下し分解、腰下が割れた所です。実は3速にシフトが出来なくなるという症状が出て腰下を割る事になったのですが、拡大してみると・・・パッキリとギア歯が欠けてしまっているのが分かります。以前にJ系ミッションにコンバートされていた様ですが、これから原因を検証し組み直します。
View ArticleMerry Christmas !
クリスマスです。若かりし日はクリスマスと言うだけでドキドキする様なイベントだったと思いますが、いつしかサンタの立場に立たされるてみると、大変ですね。笑さて、六本木や表参道のキレイなイルミネーションを見ながら歩く恋人達とは程遠いPAMSのクリスマスNIGHTは、いつもと何も変わらぬイブを迎えました。FX1のエンジンです。腰下の組み上げが始まりました。クランクエンドに異様なフレが発生してましたが、時間を...
View Article丸と角
深い意味は何もないのですが、リフト上に載ったMK2とダイナモ上に載ったKZ1000が並んでいたので昼食後の休憩時間に見比べていました。ほぼノーマル状態から少しずつ手を入れ、約10年という時間のの中で現在の形に至ったKZ1000。丸Zではありますが、マッシブで骨太感感じさせます。比較すると繊細なオーラを放つZ1とは、同じ丸Zではあるものの随分と印象が変わるものだと今更ながら思います。そして同じ「KZ1...
View ArticleDisk
ここのところ重なったディスクローター交換。材質向上も去ることながらノーマルの雰囲気を保ちつつ取り入れられるディスクローターがサンスターさんで充実していて助かります。ディスクローター一つでその車体の雰囲気が大きく変わってしまうので、ここはやはり元々の車種にあったもので、Zらしくしっくりいきたいところです。フロントに320φ、リアに250φのフローティングタイプを使用していたZ1。リアもディスク化してい...
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