最終洗浄工程を終えたアッパーケースをスタンドにSETし腰下を組む用意。
さすがに数十年が経過したエンジンは、オイルで焼けた様な汚れが茶色くこびり付いている事も多いのですが、やはり開けたからには徹底的にキレイにしてやります。機能的には何ら影響はないのですが精神衛生上も宜しいかと思います。
ロアケースもシフトドラムをSETして用意を進めます。
実はこのエンジン、腰上はそれ程遠くない過去にOH済みです。今回は見た目にもお疲れだった車体廻りにフレームからしっかりレストレーションを施す運びとなり、その際にエンジンもキレイに黒塗りで仕上げたい・・・と言う流れです。実はエンジン丸ごとでもペイント出来ない事は無いのですが、万が一ブラスト時のメディアが内部に侵入してしまった場合の事や、やはり細部までキレイに塗り上げる事を考えるとOH時に分解と同時がベストだと考えています。前回は腰上のみだったという事もあり、今回はしっかりと腰下まで手を入れて同時にエンジンのコスメティックも完璧に!というプランです。従って腰上は分解洗浄・マスキング後にブラスト&耐熱焼付け塗装のみと言うメニューです。
今回は同時にシリンダースタッドも純正新品に交換。こちらも完成が楽しみな一台です。