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タンクキャップ装着

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Z1000Mk2以降、J系を含む角Zのタンクキャップの正しい漬け着け方ですが、
何の事はありません。
純正の新品時と同じにするだけです。
イメージ 1
 
このタンクは非常に上質なリペイントが施されていたのですが、通常はキャップの固定ネジ周辺迄綺麗に塗られているのが普通で、この部分をそのままにキャップが装着されている場合が多いです。
イメージ 2
 
ただ、このネジが切ってあるナットですが、タンク内部に全周溶接で固定されているわけではありませんから、ネジ部分にシールテープ等を巻いてもその外周部分とベースの鉄板の隙間からガスが滲んできます。(よく見るとネジ部分の周囲の塗装がふやけてきているのがわかります)
イメージ 3
 
そうなるとOリングを正しく装着していても、塗装とタンクの鉄板の間に浸みこんだガソリンが周囲に向かって塗装を劣化させます。
この為せっかく綺麗にしたタンクなのに、キャップマウント部分の周囲が剥離して浮き上ってきているものをたまに見る事があります。
 
ここはオリジナル通りにOリングが直接鉄板に当たってガソリンをきちんとシール出来る様に塗装を剥いてやります。
下の写真ではタンク内側からナットが付いているのがよくわかります。
イメージ 4
 
給油口のパッキンが当たる部分も塗装を除去してパッキンゴムと鉄板が直接触れる様にします。(作業前の写真と比べて下さい)
内側まで綺麗に塗ってあると見た目はいいのですが、数年経つと給油口周囲の塗装がふやけてきます。
イメージ 5
 
Oリングの外径ギリギリのサイズにカットしていますが、外気に触れている部分の錆を防止するのにキャップ装着直前に耐油性の接着剤を極々薄く塗布してやります。(接着剤が無ければグリスでもOK)
イメージ 6
 
綺麗にペイントされたタンクのこれらの部分だけ塗装を除去するのは、他の部分に傷を入れない様に気を使いますし結構手間なのですが、きちんと作業した上で、当社で取り扱いしていますリークレスキャップを着けてやれば、満タンにしてもバイクを長時間横倒しにでもしない限りガソリンは滲む事も無く、年数が経って周囲の塗装が浮き上る様な事もありません。
イメージ 7
 
 

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