製作から既に8年が経過した1000MK2です。1105ccにツインプラグ、トルクフルですが上へ行くにつれハジける様に楽しく回るエンジンに仕上がっています。
今回は点検と消耗部品の交換で入庫中ですが、8年前と全く変らぬ輝きを保っており、オーナーさんの愛情を強く感じる車輌です。定期的に点検整備に入れて下さっている事もあり、現在も絶好調です。
MK2にお乗りの方なら分かると思いますが、純正グラフィックを纏いながらもこの深いグリーンは純正色に存在のないものです。画像だと光が当たり明るく見えますが、実際にはかなり濃い目のグリーンで落ち着いた色です。カスタムカラーと言うからには、乗り手の個性を反映した物であるべきですし、自分だけの物という部分でも自由なデザイン、そしてカラーリングで良いわけです。しかし、カスタムカラーとしつつも、オリジナル車のムードを極力壊さない方向性となると、純正グラフィックラインを生かしつつ、ベースカラーを変えてゆくのがベストだと思います。まるで、知らない人が見たら「こんなカラーが純正で存在してたんだ?」と思わせる様なもの。この深いグリーンもそんなイメージで塗りあがったものです。
オーナーさんの思い入れと愛情を一杯に注がれたMK2、何年経っても輝きを失うどころか見る度にそれが増している様にさえ思います。これからもたくさん楽しんで頂きたいと思います。そしてこのMK2も幸せ者ですね。