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その正体は?

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     大したネタでもないのに何度かに渡り引張らせて頂いてすみませんでした。
 
           http://blogs.yahoo.co.jp/pams_jp/62827970.html
 
        本日、やっとテストを行う事が出来たのでご報告させて頂きます。
 
 
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           最初から鋭い方には簡単な答えだったと思いますが。
 
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        はい、この様に使う物でした。シャシダイ用のサイレンサーです。
 
半分は予算の都合・・・という事もありますが、出来れば防音室でシャシダイを囲わず、完全な大気圧状態で回したいという思いがありました。部屋で囲うと防音・消音には有利な反面、正確なデータを取ろうとすれば、温度管理や排ガス換気、ついては部屋自体の吸気と排気のバランスをキッチリ取る必要が出てまいります。それらを完璧にやろうとすると・・・もう考えたくない予算。シャシダイ自体かなり無理して導入してますし(笑)。
 
ならば部屋で囲わずそのままバ~~~ンッ!と完全大気開放でやってしまえば?と言う事になるのですが、人っ子一人居ない山中や離れ島ならともかくとして、いくら工業地帯という現在の立地で考えても、さすがにそのまま・・・と言うのは気が引けて導入後も遠慮がちに回していたんです。そんあ事情もあって導入後も一般のパワーチェック等をお受けしていなかったんですね。要は、回してみたら想像以上に煩かったということです。
 
空ぶかしでも煩いのに、負荷が掛かったエンジンの唸り音と排気音、それはそれは御近所迷惑な音と振動です。
 
そこで、だったらサイレンサーを自前で作っちまえ!と簡単に言ったものの、今までそんな物を作った経験もなし。サイレンサーと言ってもマフラーの中に入れるものではありませんし、どこかで既製品が売ってる物でもありません。
 
コンパクトで消音効果が高く、そして測定時の排気効率を落とす事のない物。しかも見栄えもキレイに仕上げたい・・・という欲が出過ぎて完成が遅れ遅れになってしまいました。ヤバかったです。もう少しでやっと導入出来たシャシダイがファクトリーの肥やしにもならなず巨大な鉄ゴミ化するところでした(笑)。
 
イメージ 3
そして、考えた結果がこの形。三つのサイレンサーを溶接にて一体化し、それを自動車用のマフラーハンガー(ラバー製)で作ったフレームの中に宙吊りしています。結構な重さですがキャスターを付けているので移動も簡単。
 
イメージ 4
選んだ三つのサイレンサーも排気効率に影響を与えない様、内部で交差や仕切り板の無い完全なストレート構造となっています。その為同じ容量では消音性能が劣る為に三つのサイレンサーを繋ぎ合わせているわけです。それなりに振動が出るのは想像していたので、最初からラバーハンガーにてフローティングさせてみました。そしてチラリと見えるジャバラホースも日本では入手困難な耐熱性の高い特殊なものです。
 
そして三つのサイレンサーを通った排気はこのジャバラホースを通して外に排気するのですが、想像以上にこのホースから音が出る事が解り、以前から用意していたお化けサイレンサーの中をホースごと通して消音。
 
結果、想っていた以上に静かになりました。エンジンの唸り音自体はどうしようもないのですが、マフラーから出る排気音はかなり殺すことが出来たと思います。わざとマフラーのサイレンサーを外して直管状態でテストしたのですが、アイドリングではノーマルより静かな位で、回しても排気音よりエンジン音の方が煩いというレベルです。
 
各種マフラーに合わせたアタッチメントを考えてゆかねばなりませんが、ここまで来ると大した問題にもならずイケそうな気がします。
 
イメージ 5
これから細かな仕上げとセットアップに入りますが、お陰さまでテストは大成功、これで遠慮なく回せる様になりそうです!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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