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グレてないクランク

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イメージ 1
 
                             異音と不調を訴え、陸送にて入庫となったMK2。
 
                                    まずは分解しながらその原因を探します。
 
イメージ 2
 
     すいません、ヘッドの写真を撮り忘れました。丁度ヘッドを降ろした所です。 
 
イメージ 3
 
センターガスケット付近からのオイルリークが認められますが、ガスケット(異形Oリング)自体の変形潰れ幅が大きく、品質の低い物が使用されていた可能性があります。
イメージ 4
 
シリンダーブロックを引き抜いた所です。過去に開けられた形跡はありますが、シリンダースタッド周辺に堆積した砂利や砂等を見る限り、かなり時間は経過していると思われます。
 
イメージ 5
 
   顔を出したのは純正ピストン。こんがりキツネ色?でこちらも年季入っています。
 
イメージ 6
 
   スカート周辺に出来た摺動痕を見ても相応の距離を走破したエンジンだと思います。
 
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MK2エンジンで最も憂鬱なクランクの位相ズレ簡易チェック。ご覧の様にPIN径で削った無垢棒を端から端まで全てのスモールエンドに通すだけという単純明快なチェックなんですが、なぜかMK2に限ってこの位相ズレの成績が極端に悪くなります。しかし、ご覧の通り今回はスッ・・・っと気持ち良く通ってくれました。勿論、ここがOKだから全て大丈夫というわけではないんですが、やはりホッとします。
 
しかし、上から分解してここに到るまで、目視ではこれといった異音の原因は見当たりません。もっとも、あくまでも単純な分解作業工程での目視ですから、今後検証時に何か出てくる可能性も否めません。
 
イメージ 8
                  唯一目視で逝っちゃってます・・・というのはこのアイドラーギア位。
 
                   明日には腰下の分解に入ります。
 
                           ~続く~

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