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MK2 fine tune

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 先日もブログにUPしたMK2ですが、頂いていたリクエストを全てこなして作業は完了。
 
 
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マフラー以外は全てオリジナル状態だったMK2ですが、今回は電装&キャブレター換装というメニューを中心のリクエストを頂いておりました。
 
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外観ではショート管にCRキャブレターの変更程度に留まりますが、こういったライトカスタムの人気が今までよりもジワジワと出てくる気がしています。何から何までイジってしまうのではなく、自分が必要と思った部分に少しずつ手を入れ、その変化を感じ取るのも楽しい事と思います。それ以上でも以下でもない自分にベストフィットなカスタム。
 
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元来、空冷Zは今の目で見てもバイクとして既に完成されていると言うか、走る止まる曲がる・・・が街乗りレベルであるなら何ら不満なく楽しめる域に達しています。勿論、最新のネイキッドと比較されれば古めかしさは隠せませんが、それとて捉え様によっては逆に現行車では感じる事の出来ないテイストや個性だったりするわけです。
 
そして空冷Zのこれまた凄いのは、ノーマルを維持する事も楽しみ方のひとつですが、その人気度合いから同年代の他車種に比べて遥かにパーツやイジり手の多さと言った環境にも恵まれ、更にそれに応えるだけのポテンシャルをも秘めている所です。
 
すなわち、イジってやればそれに比例して乗り手の要求に応えてくれるという奥深さと面白さがあります。なんせノーマルでは精々70PS強(Z1後輪軸)程度のエンジンが、その気になれば100PSどころか元の二倍程を出力する事も可能なエンジンです。ノーマルで乗るも良し、ファインチューンで自分好みに味付けも良し、その気になって現行ネイキッドを追いかけるのもアリ、本当に選択肢の広いバイクです。
 
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このMK2ですが、入庫時に状態を知るために計測した結果は出力で言うと72PS強、そして点火システムを始めとする電装系のブラッシュUP+CRキャブレターへの換装を行った結果は81PS強まで向上、約9PSの出力向上を果す事が出来ました。
 
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勿論、元々入庫した状態がベストではなかった可能性もあり、個体差を含めてこの数値はあくまでも1サンプルとしかならないのですが、数値の向上よりも実際に乗った際に感じるスロットル操作に対してツキの向上、トルク特性の変化、アイドルの安定感、振動の減少等、実際体に伝わるフィーリングの向上の方がより大きな変化だと思います。
 
少しはイジってみたい・・・でもノーマルを崩す事に何となく抵抗がある・・・そんな方も少なくはないと思います。今回の様なカスタムの場合、ノーマルに戻したい・・・と思ったらいつでも大きな手間なく戻せるという事もSTDに惹かれて車輌を入手されたオーナーさんには大きな安心ですよね。
 
この車輌のオーナーさん実は凄くお若いのですが、何で?と思う位突いてくるポイントが的を得ていて、どこに手を入れて・・・という優先順位もブレなくキッチリしています。きっと本当にMK2が欲しくて手に入れたのでしょうね。
 
そして先程追加のオーダーを頂いたのがRサスをナイトロンに、そして630チェーンを最新の525+スチールスプロケKITに交換という内容。これまた的を得た追加オーダーを有り難う御座いました。笑
 
世代を超えて愛され、そして乗り手と共に成長してゆける空冷Zはやはり凄いバイクです。
 
ファインチューンで乗り味をガラリと変えた愛車との御対面を楽しみに待っていて下さい。
 
 
 
 

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