今日、神原の黒豆を眺めていて何気なくカメラに収めたVM33。
既に新品では入手不可能となったキャブレターですが、今見ても格好いいと思います。特に黒豆を始めとする70年代を意識した作り込みとなる場合、本当に絵になるキャブだと個人的に思っています。同じ円筒型スロットルバルブを持つ物としてはCRが存在しますが、良くも悪くも「アク」の強さと言ったらこのVM33の方が上ではないでしょうか。それはデザインだけではなく、乗り味も含めてそう思います。
キャブレターは機能パーツですが、空冷Zの様なネイキッドタイプでは、やはりその外観にも好みが分かれるところ。そして乗り味もまた大きな違いがでます。新しい物ではKEHINはFCR、対してMIKUNIはTMRと共にフラットバルブを持つキャブレターへと進化していますが、何故か基本的なテイストが今も昔も同じ様に感じるのは私だけでしょうか。
セッティングのし易さやリペアパーツの有無という側面では、現行キャブレターに敵わないVM33ですが、やはりこの外観と少々尖ったテイストは捨て難いですね。
CRが未だに高い人気を誇っている様に、もしもこのVM33が復刻されればCRとその人気を二分すると思うんですけど、MIKUNIさん再販してくれません?