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進化の早さ

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Zの純正ヘッドランプは輸出仕様のZ1系であればレンズ一体式のシールドビームでした。
これは効率も悪く、現代で走っている人は大方がH4規格のハロゲンバルブに交換されている事と思います。
このH4バルブをLED化出来るというコンバートキットが届いたので検証中。
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汎用のLEDバルブは何年も前から販売されており、但し集光性が高い為に一見明るくは見えるものの、全体での発光量ではハロゲンバルブにも劣る為にスポット的な使用にはまだしもヘッドライトに使うにはまだまだといったところだったのですが、この1~2年で飛躍的に効率が上がった為に発光量で遂にハロゲンを上回るものが出回り出した様です。
 
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ハロゲンを超えたとは言っても、明るさに関してはまだまだHIDにアドバンテージがあるのですが、2輪4輪問わず市販車のLEDヘッドライト化が進んでいる昨今技術革新に弾みがつくでしょうから、HIDを超えるのもさほど遠い未来の話では無い様な気がします。
 
そうなると、構造的にシンプルで消費電力は更に少なく、ノイズ等にも影響を受けにくい上に入力電圧の変化や低下にも問題を起こし難い(リレー等が不要)LEDバルブ化は、搭載スペースに制約があり発電能力にも乏しいZ系を含む旧車には非常に適しているかも知れません。
 
今のところヘッドライトに使用出来る程の光量を発生するLEDは冷却せねば効率が低下する為、小型化するには別途に電動ファンを装着しているものが多かったのですが、やはり技術進歩で発熱量が抑えられる様になった為か、ヒートシンク等で充分になったものも出てきました。
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機械的な稼働部が無くなるとなれば、更に耐久性も消費電力も少なくなる事になりますね。
 
ただ、LEDが発生する光はハロゲンのそれやHIDと比べて波長が狭い為もあり、(レーザー光の発生源に使われる場合もある位です)レンズカットやヘッドランプミラーの曲面や形状の影響が以前のものより大きく出る為、配光特性に相性の良し悪しが出るものが出るかも知れません。
レンズごと専用設計された一体式ランプであれば問題は無いでしょうが、バルブのみコンバートする場合はZに使われる場合の多い各レンズに対しても検証する必要がありそうです。

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