樹脂製のパーツクリーナーのノズルパイプ。
これに被膜を剥いた細めの銅線を差し込んで。
ライターで少し炙って曲げてから引き抜きます。
こうすれば多少大きく曲げても穴は潰れません。
先端をカットして、パーツクリーナーに装着。
これをエンジン内部のオイルラインの洗浄や清掃に使います。
古いオイルによるスラッジの残留やダストの残留はもちろんですが、内燃機加工時の切削片の侵入等の可能性もありますので、エンジンの組み立て前にはオイルラインは特に念入りに清掃する必要があります。
これらのラインは加工の都合上、どうしてもポケットになっていて外からパーツクリーナーやエアを吹いても影になっている部分の洗浄が難しい場所があるのですが、こんな感じに加工したノズルを使用すると、洗浄材を直接当てて洗う事が出来ます。
吹いてやった場合はこんな感じ。
樹脂なので、曲げ方を調整すると噴射角度の微調整も可能。
ただ、樹脂パイプを曲げた場合はノズル穴径と噴射量に制限があるので、その場合はちょっと手間はかかりますが、以下の方法もあります。
外径が同じ銅パイプを購入してパイプカッターで適当な長さにカット
金属製なので、内部の穴径はパーツクリーナーのパイプより大きいです。
先端を潰して半田付けして
ボール盤で横から穴を開けます。
銅線を使うのは、アルミのヘッド側に先端が傷を入れ難く、半田付けや穴開けの加工が施しやすい為です。
これでより大量の洗浄剤が奥まで投入可能です。