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30Z+4Rotor

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今日はクルマネタで失礼します。

言わずと知れた30Z。

弊社お客様がオーナーのチューニングショップにて製作された車両です。セッティング最中にお立ち寄りくださいました。

空冷Zと同様、未だに高い人気を誇る国産スポーツカーです。その輝かしいヒストリーは数知れず、国外でも支持されている日本が誇る名車ですね。

イメージ 1

これは240ZGというモデルで、外観上では前後オーバーフェンダーと鼻先の長いGノーズと呼ばれるFまわりが特徴のモデルです。今見ても美しいです。個人的な意見になってしまいますが、歴代Zの中ではNO1のカッコ良さだと思っています。

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後ろ姿もいいです。旧い空冷Zを扱っておきながら言うのも矛盾しているかもしれませんが、正直懐古趣味的なところは自分自身全く無く、旧かろうが新しかろうが、良い物は良いという気持ちで空冷Zと時間を共にしている訳なのですが、この30Zも旧いからという理由ではなく、本当にカッコいいなと思うわけでして。この低いロングノーズ感が何とも言えません。子供の頃よく絵に描いていた記憶があります。

そして、このロングノーズの中に収まるのは、これまたご存じ名機L6なわけですが、ここからが面白くなります。ノーマルでは150PS程のエンジンがそれなりのチューニングを施すとアッサリと300PSを越えてきます(実用可能レベル)。350PS前後を絞り出す物も決して珍しくはない話で今もこのL型チューンにどっぷりとはまっている人も多いのではないでしょうか。

さて、話が少々遠回りしました、本題に入ります。

この30Zの何が凄いのか?

イメージ 3

詳しい方にはすぐ解ってしまうと思いますが、ボンネットを開けるとその下には見慣れたL6ではなくこの様な光景が広がります。そうです、ロータリーエンジンです。

イメージ 4

しかも、13Bの何と4ローターです。通常は10Aも12Aも13Bも全て2ローター。唯一バブル時代に短命に終わったユーノスコスモに3ローターが存在していました。4ローターと言えば国産車初のルマン優勝を飾ったマツダ787Bを連想しますが、その音とパワー感はまさにその物と言えます。因みにNA仕様ですが軽く500PSオーバーです。

イメージ 5

セッティング途中の画像です。セッティングと慣らしという状況でしたが、それでも2ローターでは有り得ない低速トルクと超絶レスポンスに驚き、そして何とも言えない快音(高音)に酔いしれてしまいました。もうこの音を聴くだけで後はどうでもいい!と思えるほど♪

イメージ 6

V8やV12に「F1サウンド」的な触れ込みで売れている社外マフラーの音が、どれだけF1じゃないのか思い知らされます。

やっぱりL6じゃなきゃ邪道だろ?と仰る方がいらして当然。でもこの面白さを知ってしまうと、本来オリジナルエンジンでのチューンで勝負したい派の自分も心が揺らぎます。というより、ぜんぜん揺らぎました(笑)。

ずっと4ローターに乗ってみたかったので、夢が叶いました。



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