装着検証中のインナーローター方式の初期型Z系のジェネレーターアップデート。
Z1,Z2~Z1000(A2)迄の通常丸タンクZと、Z1-Rの1型に対応します。
発電システムを国産品の新品に出来るメリットももちろんですが、実際にどれ位性能が上がるかです。
まずはステーターコイルからの交流出力電圧をノーマルとアップデートキット組み込みしたZ1で比較します。
ノーマルはオリジナル車で非常に程度の良い車両で、ジェネレーターの状態も良好なものです。
2,000rpm
ノーマル
アップデートキット
3,000rpm
ノーマル
アップデートキット
4,000rpm
ノーマル
アップデートキット
5,000rpm
ノーマル
アップデートキット
各回転数領域でノーマルの交流出力を5V~10V確実に上回っています。
ここで表わされる電圧は無負荷状態でのあくまで交流電圧の振幅幅なので、単純にエネルギーとしての比較はできませんが、特に低速域の発電量が不足しがちな領域での発電量増大はメリットが大きいです。
バッテリー電圧ではアイドリング時でも14.3~14.4V に達し、旧車のウィークポイントでもある発電量の不足を完全に払拭出来ます。
ある意味エンジンのパワーアップ以上に、実用面での信頼性を含むメリットが大きいとも言えます。