電装系のブラッシュUPその他で入庫したZ1ですが、タペット調整時に異常なフリクションをハンドクランクで感じカムラインをチェック。その結果許容できない程のカムラインの狂いがある事がわかり、カムラインボーリングを始めとするシリンダーヘッドのOHとなりました。
ラインボーリングを施したシリンダーヘッド。ヘッド単体にてカムホルダーを規定トルクで締めつけると手ではビクとも動かなかった程厳しかったのですが、加工後はクルクルと気持ちよく回る様に。今までも特殊なリーマーにて対処はしてまいりましたが、本来のカムラインとは少々意味合いが異なり、ここへ来てやっと本来のカムラインボーリング加工が出来る様になりました。
電装は点火にウオタニSP2を、そしてFUSE システムにMOS/FETレギュレーターを装着。合わせてジェネレーターコンバートKITも組み込ませて頂いています。
ラインボーリングの他にバルブ&ガイド交換そしてシートカットを施したヘッドを載せ、入庫時とは見違える程の調子になってくれると思います。