インシュレーター合わせ面
Zに限らず、ほとんどのオートバイに装着されているインシュレータ―。キャブレターやスロットルボディーをエンジンに固定している部品ですね。振動軽減や二次エアー吸入を防ぐ為に主な材質はゴムが多いです。ゆえにゴム部が経年劣化し、トラブルの多い部品でもあります。消耗部品という認識を持たれている方も多いかと思います。インシュレータ―交換時、合わせ面に液体パッキン等をたっぷり塗りシールしている車両を良く目見します...
View ArticleZ用焼結材バルブガイド
焼結合金という言葉を聞いた事はありますでしょうか?極小微細な金属パウダーを圧縮した状態で金属の融解点以下の温度に加熱する事で焼き固める(焼結)事で製作される合金です。溶融させて金属分子を結合させているわけでは無い為、パウダーの大きさや焼結時の温度によって金属素材の配合が同じでも密度を変えたりと様々な特性を持たせる事が出来ます。例えば、合金素材に無数の気孔を作り、この気孔に潤滑油を含浸して自己潤滑性を...
View Article手入れ
PAMSにやってきて2年が経過したシャーシダイナモ君。計測器としての構造は意外とシンプルな物なのですが、そうと言っても定期的メンテナンスが欠かせないのは言うまでもありません。これはリターダーと呼ばれる物で、ダイナモの要である重たいローラーに直結されています。通常ロールオンと言われる計測の場合、出番は計測終了後のブレーキとしてのみ使用されますが、本来は任意で負荷を掛けながら様々な走行状態を再現し計測す...
View Articleハンドル交換
しばらくの間、バックオーダーだった、タイプ2ハンドルが入荷。早速取り付けに、ご来店頂きました! 着せ替え用のシルバー外装も、いい感じですね 有難う御座いました。
View ArticleミッションO/H
ミッションのオーバーホール 分解・点検・洗浄ベアリングやクリップなどは交換出来ますが、シャフト、ギヤ自体は殆どが生産終了となっているため、基準値から外れた物、ギヤの欠け、変摩耗等があると大変です。とは言え、無いとどうしようもない部品なんで、なんとかするんですが。何とかならなくなる日もそう遠くなさそうです。 インプット、アウトプット共に分解洗浄点検...
View Article呼び寄せ現象
ここの所、なぜか重なる750FX1の入庫。勿論内容はそれぞれ異なるのですが、現在入庫中のFX1だけでも4台。その他に製作中のFX1が一台、本日エンジンOH&チューンで入庫決定が一台。こちらは製作車両のエンジン(FX1)です。腰下からキッチリとSTDスペックにて組み上げています。...
View ArticleRUN
昨日は突如ツーリングへ行くことになり、久しぶりに箱根の山を周遊。山の上は寒いかと思いきやジャケットを着ていると汗ばむぐらい暖かく、落ち着いて走ることが出来、気持ちの良い秋のツーリングとなりました。まずはこの季節が気持ち良い、七里ヶ浜にあるパシフィックドライブインにて朝食。油断するとまったりしすぎて出るのが遅れます。景色も良いのですが、バイクを目の前につけられるので落ち着いて食べられるところがポイント...
View Articleツーリング便り
都内在住のオーナー、先日白川郷までツーリングに行って来たとお便りを頂きました。車両は6年ほど前に制作させて頂いたZ1で、まずはスタンダードの状態を味わってから手を入れていきたいというのちのカスタムも視野に入れての加工を施しつつ制作しましたが、スタンダードでもきっちり手を入れてあげると十分走るということを実感し、今のところ落ち着いているようです。でも加工はしてあります。笑一口にZと行っても走り方も楽し...
View Articleカムホルダーボルト
画像は1100Rのヘッドですが、カムホルダーボルト穴の再生及びヘリサート加工の為下穴を掘っている所です。1~2か所であれば、場合によって手掘りにてヘリサート処理を行う事も良くございますが、これが16か所の全てに及んでいたり、または既にヘリサートでは対処できない程傷んでいたりという場合、やはり機械加工にて作業を進めます。基本的にOHの際、後の耐久性を考えてヘリサート処理をオススメしておりますが、特にS...
View Article秋のZ1
今年は猛暑に大雨にと荒れた夏の天候でしたが、熱くも寒くもないバイク乗りには最も気持ちの良いシーズンになりました。以前弊社にて「認定USED」コーナーよりご購入下さったZ1です。レストレーション無しのオリジナルに、電装系のブラッシュUP+CRキャブレターというメニューで街乗りからツーリングにと楽しく乗って頂いています。カラっと晴れた秋空の下、気ままにZと足をのばすのも楽しいですよね。素敵な写真を有難う...
View Articleクロームメッキヘッドカバーボルト
Z系のヘッドカバーを固定するのに純正以外のボルトであればキャップボルトと呼ばれる6角レンチを使用するものを使用する場合が多いです。先端がボールポイントタイプになっているレンチを使用すると、フレームの間を通して若干斜めからでも工具が通し易く作業性もいいのですが、キャップボルトは座面が小さい為、ヘッドカバーの様な場合、締結力を分散させて平均的した面圧を発生させるのに平ワッシャーを併用する場合が普通です。...
View Article2速トランスミッション?
以前も竹部が似たような記事をUPしていた様な気もしますが、海外ネットオークションで面白い物を見つけました。何と2速!勿論空冷Z用です。STD以外でも社外で5速クロスや最近では6速まで登場していますが、2速しかないトランスミッションって凄くないですか?笑お察しの方もいらっしゃるかとは思いますが、ドラッグレース用のトランスミッションです。0-400mを走りきれば良いという極めて限られた条件です。そしてこ...
View Articleリリース間近
開発&テストを繰り返していたPAMS「GC・KIT」(ジェネレーターコンバート・キット)ですが、ようやくリリースが出来そうな状況になってまいりました。http://blogs.yahoo.co.jp/pams_jp/63774379.htmlポイントこのコイルをマウントするアダプターなのですが、ずいぶんと試作を製作してダメ出しを行いました。製品の詳細とリリーススケジュールは、近日中にご案内出来る予定...
View Article1100Rエンジンペイント
内燃機の加工がもうすぐ上がりそうな1100Rエンジンペイントもご依頼頂いておりますので、ペイントに旅立つ前の下準備です。シリンダー、ヘッドより先にデッキ面研、ケース下穴ボーリング等の加工が完了したクランクケース各合わせ面をオイルストーンで面出しシリンダー、ヘッドが上がってきたら同様に洗浄面出しをしてペイントにGO!!同時に車体も製作中です。
View Article二次効果?
Z1,Z2~Z1000の丸タンク仕様、Z1Rの1型迄のインナーローター式ジェネレーターを国産新品部品でアウターローター化する為のジェネレーターコンバートキット。既に仕様に関しては何度か紹介し、一般市販を前に整備入庫車両に対しては装着を始めています。部品単品でお届けする様にする為に取り付けマニュアルを制作中という事と、車両個体差による問題というレアケースが残っていないかを最終的に複数ケースで確認しなが...
View Article各々
今日も秋晴れ!気持ちの良い一日でした。ジメジメした天気より気持ちも晴れて仕事もはかどります。今日の私の仕事です。原因不明の白煙が発生し、腰上分解検証、カーボンも全て除去しました。そして点検組み付けという作業です。レッドチェックを繰り返し、どうやらヘッドには問題が無さそうです。念のためステムシールは全て新品に交換です。旧くなったヘッドは、アルミ自体が劣化し目に見えないヘアクラック等の思わぬトラブルに見...
View Article再起動
レストレーション依頼されてお預かりしたZ2。点火系とキャブレターの不調により数年間動かされていないとの事、車両状態も悪く無かったのですが、分解オーバーホール前にエンジンの状態を知る為にも一度始動させて極端な異音等が無いかチェックしてみます。例えばですが、Z系のクランクシャフト。ニードルベアリングが直接素材のジャーナルやコンロッド大端部を転がるタイプですが、それらの状態を完全に把握するには外部からの寸...
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